岸田外相訪韓の狙いは… 慰安婦問題解決へ韓国側の覚悟試す(産経新聞)
岸田外相が年内訪韓調整 韓国当局者は事実関係を把握中(聯合ニュース)

 この話題で韓国も蜂の巣を叩いたような騒ぎになってます。
 でもまだ具体的な動きが見えないことから「安倍の狙いはなんだ?」というような懐疑的な見方も出てますね。面白い記事があったらお届けします。
 だが、慰安婦問題に対する日本側の立場は昭和40年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決済み」で揺るがない。ソウルの在韓日本大使館前の慰安婦像撤去なども求める方針で、日本側の姿勢に変化がない中で、外相会談が行われれば厳しい立場に置かれるのはむしろ韓国側だ。

 両国政府間で協議をまとめても、韓国側は元慰安婦支援団体、韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)などの活動や韓国世論に配慮し、問題解決のゴールポストを動かしてきた経緯もある。日本側は慰安婦問題が将来的に蒸し返されることのないよう両国間の正式文書の締結も提案する意向だ。

 日本政府高官は「韓国側の問題妥結の意思が試されるのではないか」と話す。政府筋も「ハードルは高い。話を聞いてみなければ、結果は分からない部分がある」と指摘した。

 慰安婦問題をめぐっては韓国や中国などの民間団体が来春にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産の登録をめざし資料を共同申請する可能性もあることから、韓国側にくぎを刺す狙いもありそうだ。
(引用ここまで)
 韓国の外交当局者は報道直後、事実関係を把握中としており、異例の速さで状況が展開したものとみられる。また、外交部は報道から2時間が経過した時点でまだ公式な反応をみせていない。このため、岸田氏の訪韓をめぐり韓日両国が十分な事前協議をする前に報じられた可能性や、メディア報道を通じて韓国政府に圧力をかける意図があるとの声も出ている。

 日本政府は慰安婦問題に関する法的な責任は完全に解決されたとの立場を崩していない。また、日本側はこの問題が妥結した場合、韓国側が再び問題を蒸し返さないよう求めている。さらに米国各地で推進されている慰安婦被害を象徴する平和の少女像の設置を止めるよう求める声も出ており、このような動きに韓国政府がどのように対応するかについても注目が集まる。
(引用ここまで)

 複数の報道を見るかぎりでは、まだなにも決まっていないってところですかね。
 特に韓国側ではなにも知らされていなかったっぽい。ユン・ビョンセは多少の手応えを感じていたからこそああいう発言があったのかなと。
 「年内の解決を!」っていう韓国側の働きかけに日本側が応じた……というのが実際のところかなぁ。

 産経の報道では「正式文章の締結も提案」ということで、世界遺産の時の「外相会談での合意」や河野談話での密約の失敗に懲りていることが見えています。
 こういう基本方針ができているのであれば、とりあえず「交渉の姿勢」を見せるのはよいことだとは思いますが。

 とにかく解決するのであれば書面に残すこと。
 交渉決裂も結果のひとつである、ということを肝に据えてほしいところですね。「成果がなかった」って糾弾される類の交渉ではないので、ゆったりと構えてもらいたいと思います。