慰安婦合意:「最終的かつ不可逆的」明言、韓国は対日カード失う懸念も(朝鮮日報)
妄言再発時に韓国側がカード失う懸念

 今回の合意でもう一つ論議を呼ぶのは、両国が共同記者発表で「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」と明言したことだ。「最終的かつ不可逆的に」という表現は日本の主張が通った表現だ。韓国側が政府レベルではもう慰安婦問題を取り上げないことを意味する。

 「日本政府が表明した措置を着実に実行する」という前提条件は付いている。しかし、同日配布された共同記者発表文によれば、その「措置」とは慰安婦支援財団の設置に限られている。すなわち、日本が財団に約束通りに予算を投入し続ける限り、日本政府の責任認定や安倍首相のおわびと反省とは反する妄言など「約束の不履行」があってもそれに制裁を加える手段はないと解釈可能だ。

 日本問題の専門家は「これまで日本の政治家の歴史後退的妄言が絶えず繰り返されてきたことで、慰安婦問題の解決が阻害された面が大きい。それに対する制約を設けずに最終的解決に同意したのは問題だ」と指摘した。北京の外交筋は「これまで慰安婦問題で対立が生じるたびに、中韓両国は一種の対日共同戦線を張ってきたが、今回の合意でそれが困難になるのではないか」と懸念した。

 双方が今回、「国連など国際社会において、本問題(慰安婦問題)について互いに非難・批判することは控える」と表明したことにも納得しにくいとの声がある。元外交官は「事実上韓国が国際社会で不適切に日本を非難していたと認めたように受け取られる可能性がある」と述べた。国策シンクタンク関係者は「これまで国際社会を通じ、慰安婦問題の解決を訴える戦略が非常に有効だったが、今回の合意で韓国が自ら日本に対するレバレッジ(てこ)を放棄したのかもしれない」と話した。
(引用ここまで)

 告げ口外交を封じて10億円はそれほど高い買い物でもないですね。
 内閣官房費でも払えるレベル。
 もちろん、今回は政府予算から計上するのでしょうが。

 問題はその効力がどこまで続くのかということなのですが。
 とりあえずパク・クネ政権の間は大丈夫として、その次の政権がレイムダック化したときに慰安婦カードを取り出さずにいられるか。
 中国側から「慰安婦で共闘しよう」という内容の「依頼」があったときに、それを突っぱねることができるのかってあたりが焦点になるでしょうね。
 安倍政権からの中国への封じ込めに関しては別に書こうと思っていたのですが、けっこういろんなところで言及されていてものが見える人には見えている構造なのだなと。

 外交得点としてみたら合格点以上ですよ。
 年明けの世論調査では評価しているっていう割合が6割台ってところでしょうか。

 まあ、実際の評価は韓国側の次の政権の動向次第です。