韓国最大野党の分裂加速へ 前共同代表が離党(聯合ニュース)
 韓国の最大野党「共に民主党」の金ハンギル前共同代表(62)が3日、離党を表明した。国会で記者会見を開いた金氏は「(今年4月の国会議員)総選挙勝利と政権交代に向け、新たな政治秩序づくりに献身したい」と述べた。昨年12月に安哲秀(アン・チョルス)前共同代表も離党しており、総選挙を控え同党の分裂が加速する見通しだ。

 金氏は同党の前身、新政治民主連合で2014年夏まで安氏と共に共同代表を務めた。党では非主流派の代表格。昨年12月から離党した議員は金氏を含め9人となる。同党の議席数は127から118に減少した。与党セヌリ党の議席数は156。

 金氏は安氏が結成する新党に加わるとされる。金氏の側近ら非主流派議員の離党が相次ぐ見通しで、野党陣営の再編に向けた動きが強まるとみられる。
(引用ここまで)

 おや。「共に民主党」から重鎮が離脱。
 このキム・ハンギルという政治家は金大中に乞われて政治家に転じた小説家で、かの政権で大臣経験もある人物です。20年近く政治に携わっていることになりますか。
 ちょっと前の新政治民主党の共同代表でもありました。

 日本語版記事ではないのですが、本人は「破壊的創造」を記者会見でキャッチフレーズにしていたそうですよ。そしてアン・チョルスが設立するであろう新党に合流するといったシナリオのようですね。
 最初にアン・チョルスが離党するという話を聞いたときに、こういう事態になるだろうなと予測できました。
 これで今年4月の総選挙はほぼ与党であるセヌリ党の勝利が確定したというところでしょうか。

 韓国の総選挙は小選挙区比例代表並立制。比例代表の割合は20%くらいだったかな。
 8割くらいが小選挙区制度。つまり、革新勢力で潰しあうことで与党有利な状況になっているということですね。
 それでなくても去年にあった統合進歩党の解党にともなう補選でセヌリ党は4議席中3議席の勝利。その前の補選でも15議席中11議席当選。
 セヌリ党は妙に選挙に強いのです。

 そんな状況で党を割ったアン・チョルスは、今年の総選挙ではなく来年の大統領選挙を見据えているのだろうなぁ……と思います。
 アン・チョルス本人が出るのか、それともパン・ギムンをリクルートしてくるのかは分かりませんが。

 でも、これで共に民主党が叫ぶ「慰安婦合意を無効にしてやる!」ってアレは無理になりそうですね。
 ちょっと残念かな、という気もします。