慰安婦被害女性「韓日合意は無効…1000億ウォン渡されても同意はない」(中央日報)
元慰安婦を個別に説得=合意反対の支援団体と距離か−韓国政府(時事通信)
慰安婦被害女性が韓日間の慰安婦問題をめぐる合意について無効を宣言した。

13日、韓国挺身隊問題対策協議会は、ソウル在韓日本大使館前で記者会見を開き「韓国政府は先月28日に妥結された韓日間の慰安婦交渉を無効にして、市民らは被害者の人権回復などの正義的な解決に参加してほしい」と要求した。

慰安婦被害女性の金福童(キム・ボクドン)さん(90)は「政府間で妥結し、当事者である私たちには一言もなかった」とし「被害者の意思を問わず妥結した交渉に私たちは絶対に反対する」と伝えた。

金さんは「日本政府の心からの謝罪と法的賠償がないなら、100億ウォン(約9億8000万円)、1000億ウォンを渡されても交渉に同意することはない」とし「少女像も過去の辛い歴史と悲劇を記憶するために建てたものであり、韓日両政府の立場に変化が無ければ他の場所に移すことはできない」と強調した。

この席に参加した李容洙(イ・ヨンス)さん(89)も「公式謝罪と法的賠償が無ければ今の立場から一歩も退くことは無い」と明らかにした。
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 韓国外務省報道官は12日の記者会見で、慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意に関し、支援団体とは関係なく暮らしている元慰安婦を11日に外務省当局者が個別に訪ね、理解を求めたと明らかにした。

 報道官は「今後も、合意履行の過程で被害者側の意見を聞き、反映させる努力を続ける。1人で暮らし、報道を通じてしか結果を知らない人もいる」と述べ、こうした説得作業を続ける考えを示した。

 12日付のハンギョレ新聞によると、生存している元慰安婦46人のうち、20人程度は1人または家族と生活している。同紙は、合意に反発する団体が運営する施設に住む元慰安婦と、個別に暮らす元慰安婦を分断しようとしているのではないかとの見方を示した。
(引用ここまで)

 これは面白い。
 韓国政府は挺対協の支配下にない元慰安婦から「この合意でよいですよ」という言質をとろうとしている、と。
 つまり、日韓の慰安婦合意を守ろうとしているわけですね。
 少なくともパク・クネ政権では遵守しようと考えているんじゃないかと思われます。けっこう本気なのかな。

 で、その一方で挺対協はいつもの水曜集会で「日韓合意にハンターイ!」とシュプレヒコールを挙げた、ということですかね。
 韓国政府はそれだけが慰安婦の意見ではないということを出そうとしているのでしょう。
 合意報道があった当初から挺対協の支配下にある慰安婦からですらも「納得はしていないけども受け入れる」というコメントも出ていましたからね。
 日韓間の合意について「一切を受け入れない人」「納得はしないけども受け入れる人」「納得してかつ受け入れる人」とまあ、いろいろな受け取りかたがあっていいはずなのですが。
 韓国はそういった多様性を享受できない国なのですよね。

 もう、いい加減にしたいという人がいてもおかしくない。
 かつてのアジア女性基金の時点でも受け取りたいという人はいたし、実際に受け取った人もいる。
 でも、日本に対して「道徳性」で上に立つことができるカードである慰安婦問題に関しては異論をはさむことを許さない。
 韓国人の国民感情としても受け入れがたいのでしょう。

 しかし、本当に慰安婦っていうのは絶対的な存在なのですね。
 「私が認めないといっているのだから無効だ」って言えるんですから。
 その絶対的な存在に対して、別の絶対的な存在をぶつけるという戦略は悪くないですかね。