【社説】韓国の外貨準備、現水準でも安心できない(朝鮮日報)
 昨年末現在で韓国の外貨準備高は3679億ドルだ。韓国政府は外貨準備高が国際通貨基金(IMF)の勧告する水準を満たしており、懸念の必要はないと説明する。しかし、年初以来ウォン相場が1ドル=1200ウォンを割り込み、5年半ぶりのウォン安水準となっている。為替相場がこれ以上不安定化すれば、いつでも急激にドルが流出し得る。米日と通貨スワップ協定も結んでいないため、支援を求めることもできない状況だ。

 最大の問題は韓国の外貨準備高のうち、すぐに使える現金性資金が3.6%にすぎず、93.8%を債券や株式に投資している点だ。非常時に現金化できる資産に割合は1年前に比べ増えるどころか減った。韓国に危機が迫り、再びドル不足に陥りかねないという警告が海外から聞こえてくる。

 韓国政府は非常時に備え、外貨準備の現金部分を増やすと同時に、急激なドル流出を防ぐ対策も立てるべきだ。米日との通貨スワップ協定再締結も中長期課題として話し合う必要がある。
(引用ここまで)

 ずいぶん前から、楽韓Webでは「外貨準備高の総額はあまり意味がなく、真水がどれほどあるかこそが問題」という話をしています。
 韓国の外貨準備高に関してはファニーメイやフレディマックといった住宅関連債にかなり突っこんでいるのではないかという疑惑もあります。売るに売れずそのまま塩漬けにしているけども、額面で報告されているっていう。
 少なくとも米国債をそれほど持っていないであろうことは、アメリカから発表されている国債保持国のランキングで判明しています。

MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES

 2015年11月現在で17位。726億ドル。おおよそ日本の16分の1。
 以前はトップ10には入っていたのですけどね。

 ロイターは2012年に流動性のあるものが4割ていどではないかという記事を掲載したことがあります。
 流動性資金と現金性資金は異なるので、注意が必要ですね。
 ちなみに日本の外貨準備高で現金性資金は1割弱といったところ。

 「危険」 という水準をどこに設定するのかにもよりますが、突発的に起きた危機に対応できないのではないかという話ですね。
 そのための盾として米韓、日米の通貨スワップ協定があってもいいではないか、という記事。
 以前も書いたように「韓国から公式も申し出があれば」やってもいいと考えています。

 韓国がみたび破綻するといろいろ面倒でかつ迷惑なのですよ。
 ギリシャみたいな焼け太りも困る。
 少なくとも破綻を防ぐ手段があり、かつそれを行使したほうが総計として利益が高ければ、そうするべきっていうのはまともな人間の考えだと思いますけどね。