外国人客を当て込んだ江南区の観光バス、利用客は1日4人(朝鮮日報)
 ソウル市江南区では2013年末から、鮮やかな色合いの外装と半円形の窓が特徴的なバスが走っている。江南区庁(区役所)が導入した定期観光バス「江南トロリー」だ。2台のバスが午前9時から午後6時まで、狎鴎亭洞の江南観光情報センターを出発地として2つのコースを運行している。運行日は月曜日を除く毎日で、各コース1日7本ある。

 今月15日午後4時半、江南観光情報センター前で江南トロリーの最終便に乗ってみると、中はがらがらだった。運転手は「今日2人目のお客さんだ」と言ってきまり悪そうに笑った。バスが清潭ファッションストリート、奉恩寺、総合展示場・COEXなどを経由して出発地に戻るまでの50分間、バスにほかの乗客はいなかった。運転手は「(松坡区のテーマパーク)ロッテワールドもコースに入っていれば、乗客も多いだろうが…」とつぶやいた。

 江南区が外国人観光客の呼び込みに向け導入した江南トロリーが、無用の長物となっている。先月の利用客は1日平均4.3人にとどまり、税金の無駄使いとの指摘も出ている。江南区は利用を増やすため、昨年4月、ソウルシティツアーバスを運営する旅行会社に運営会社を変えたが、状況は改善していない。

 江南区が観光客の増加を狙い、定期観光バスの運行を始めたのは13年12月だ。ソウル市が2000年から江北エリアを中心に運行し、成功を収めているソウルシティツアーバスをベンチマーキングした。公募で選ばれた運営会社は、最初の半年間は無料で運行していたが、その後は1日利用券を1万2000ウォン(約1160円)、1回利用券を4000ウォン(約390円)とした。

 だが、昨年3月までの1年4カ月間、月平均利用客数は100人ほどにとどまり、運営会社は赤字を計上し続けた。当初は1日12本だった運行本数も7本に減らされた。区は運営会社に2億2000万ウォン(約2100万円)の補助金を支給したが、観光客の誘致効果は低かった。こうした状況に対し、区の関係者は「今は利用者が多くないが、未来のための投資と見なすべきだ」と訴える。
(引用ここまで)

 写真が2枚あるのですが、その2枚目ががらがらだなぁ……と思いながら見ていたのですけども。

kounanbus

 ……ヘッドフォンはなにに使うんでしょうね?
 まあ、普通に観光案内とかなんでしょうけども。
 これで江南スタイルがエンドレスでかかってるとかだと、それはそれで面白いんだけどなぁ。

 さて、運行本数7本の観光バスが1日利用券で12000ウォン。今日のレートで1188円。
 ……京都の市バスの1日乗り放題券が500円ですよ。何系統あるのか分かりませんが、ほとんどの観光名所をカバーしていますよね。朝は6時から夜は11時くらいまでは運行しています。

 で、そのお高い観光バスに乗せられて行く先がCOEX。
 COEXは前回の韓国旅行の時にたまたま行ったのですが、外国人がなにもない日にわざわざ行くような場所でもないような…….。
 うちが行った日はオートサロンソウルをやってたせいかけっこう人がいたようでしたが。ちなみに時間が遅くてオートサロンには入れませんでした(笑)。
 要するに幕張メッセや東京国際展示場みたいなものです。一応、隣接の商業施設はあるんですけどね。

 韓国の提供する観光リソースっていうのはあくまでも韓国人が外国人に見てもらいたい場所なのです。
 中国人観光客がソウルのワールドカップスタジアムを見せられて呆然としていましたね。あれが象徴的な「韓国観光」です。
 このトローリーバスも同じことで、「見て欲しい韓国」を演出してみたのでしょうけども……。まあ、結果は無残な敗北だったというオチでした。