[集中診断]ナロ号の成功から3年……韓国の宇宙探査どこまで?(KBS)
羅老号が韓国の宇宙開発の歴史に大きな一線を引いて、正常に発射されてから明日(30日)で3年になります。
アメリカやヨーロッパなどの先進国は先を争って火星と深宇宙探査に出て宇宙開発に拍車をかけています。
韓国も2020年までに、独自のロケットで月探査に乗り出す計画だが、まだ行く道が遠いです。 (中略)

轟音一緒に真っ白な蒸気が勢いよく噴き出てきます。
韓国型ロケットの心臓であるエンジン試験のシーンです。
外国の技術に依存していた羅老号の時とは違って、独自の技術でロケットを作るのが目標です。
現在、3段ロケットに載せる7トンのエンジンと1 、2段目のロケットに書き込む75トンのエンジンの燃焼器試験が順調に進行中です。

<インタビュー>ハンヨウンミン(航空宇宙研究院のエンジン試験評価チーム長):「エンジン7トンも国内で作り、両方って。現在の韓国型ロケットに必要な技術は、国内で十分に開発できると考えています」

韓国型発射体は、2020年を目標にした月探査計画に最初に使用されます。
独自の発射体で軌道船を打ち上げて月周辺情報を収集して、続いて着陸を月に着陸させて月面を探査するというのが政府の計画です。
しかし、後発走者である韓国の宇宙技術レベルはまだ道半ばに過ぎません。
宇宙関連予算は、中国や日本に比べて10分の1に過ぎず、専門的な研究人材も不足しています。

<インタビュー>チョ・グァンレ(韓国航空宇宙研究院長):「研究者とかエンジニア、生産に従事している方々がいたらいいのに、まだその部分が十分でないことが残念です。」

無限の可能性がかかった宇宙開発競争で生き残るために長期的かつ持続的な投資と支援が伴われます。
(引用ここまで)

 前半はESAとNASAの火星探査の話題なのでざっくりカットしました。

 さて、7トンエンジンと75トンエンジンの開発を平行して行っているというのは何度か出てきていますが、7トンエンジンは写真のようなテストの様子が見られるのですよね。

7t_engine_test

 つい先日も、100秒連続の燃焼を成功させていましたし。
 でも、75トンエンジンはなんにも情報なし。
 さかんに「開発はしている」とか「試験設備を完成させた」とかいう話は出ているのですけども、部品レベルですら出てきたことがないのですよ。
 7トンエンジンと使用時期が違うというのであればそれも理解できるのですが、同じKSLV-2に使うはずなのです。
 ……不思議ですね(オブラート適用済)。

 もうひとつの話題は月探査船。
 2017年には国外(アメリカ?)のロケットに「韓国独自の月探査船」を打ち上げてもらって、月軌道上から探査。
 2020年にはKSLV-2で月着陸船を打ち上げ、月探査用のローバーでさまざまな調査を行う……というのが公表されていた最新のスケジュールのはずなのですが。
 2017年ってもう来年なんですけどね……。

 月探査船もなんにも出てきてないなぁ。去年の5月には「予算が1ウォンすらついていない!」って騒いでいたのですが。
 NASAが韓国の技術力の高さに着目したはずだったのですが。

 いろいろ闇が深そうというか、お笑い韓国軍の二の舞にならなければいいのですけどね。