「消防車に道を譲って下さい」「救急隊員を殴らないで下さい」(朝鮮日報)
 火災現場に急行している消防車に道を譲らなかった場合、今後は過料20万ウォン(現在のレートで約2万円。以下同じ)を払うことになる。また119番に悪意をもって常習的にいたずら電話をかけた場合、最高1000万ウォン(約100万円)の罰金に処される。

 韓国の国民安全処(安全処)は29日、こうした内容を含む「消防力量強化総合対策」を発表した。安全処は、緊急出動した消防車に道を譲らない車に対する過料を、現在の5万−6万ウォン(約5020−6020円)から20万ウォンまで大幅に引き上げた。また、悪意ある進路妨害行為に対しては5年以下の懲役または3000万ウォン(約301万円)以下の罰金を科することとした。

 さらに安全処は、消防公務員への暴行事件について証拠資料を確保するため、119救急隊員の制服にカメラ(ウェアラブルカメラ)を取り付け、全ての救急・消防車両に監視カメラを設置することとした。

 加えて、現在は14.6%にとどまっている救急車3人乗車体制の実施率も高め、暴行発生を予防することとした。これは、119救急隊員や消防官が車両や火災現場において患者などから暴行を受けるケースが頻発しているからだ。2011年から昨年6月までの間に、現場に出動した救急隊員や消防官が暴行に遭った例は計538件に上る。
(引用ここまで)

 以前から「韓国に公はない、あるのはウリとナムだけだ」という話をしていますが。
 「公共」という意識がない、もしくはあっても非常に薄いのですね。
 李氏朝鮮の時代から必要とされていたのは互助組織であるウリだけ。両班からの不条理なやりかたをかわすために、身内の情報網だけが必要だったのです。
 軍事政権下でもそれは同じことですね。むしろ強化されたと言うべきかもしれません。

 現代でも「公」というものがおろそかになっている。
 連発している軍や原発における部品証明書偽造は明らかに公の欠如が原因なのですよ。
 多くの韓国人が救急車がきても道を譲らない
 なぜなら「実際にそれが緊急自体なのかどうか分からない」から。ウリの領域には関与していないことなので。
 んでもって、実際に芸能人が救急車をタクシー代わりに使ってたりするのです。
 偽証罪が人口あたりで日本の671倍という数字も、ウリを優先して公をおろそかにするという意識の反映そのもの。

 この状況を覆すには「公」を優先することが利益になるのだという意識を育成することが必要なのですが。
 まあ、それは遠大な計画になりますわな。国民全体の意識変革ですから。
 なので手っ取り早い罰則の強化に取り組んだ、というところですか。
 しかし、救急隊員や消防隊員への暴行が4年半で538件。きっちり3日に1件。恐ろしい国ですわ。