輸出、金融危機以来の最大下落幅…製造業・IT融合を急ぐべき=韓国(中央日報)
<韓国輸出ショック>携帯電話まで後ずさり…主力の全13品目輸出減少(中央日報/韓国経済新聞)
「ああ…」。新年最初の「輸出成績表」を受けた柳一鎬(ユ・イルホ)副首相兼企画財政部長官の最初の反応は嘆きだった。産業通商資源部によると、1月の輸出額は367億ドルと、前年同月比18.5%も減少した。世界金融危機の余震があった2009年8月(−20.9%)以来6年5カ月ぶりの最大の下落幅だ。まさに「輸出ショック」だ。

政府は今年の世界経済成長率が少しずつ回復し、輸出も反騰すると予想した。しかしこうした予測は最初から外れた。むしろ状況は昨年より悪化した。昨年の韓国の輸出減少に結びついた「原油安」のほか、懸念された幾つかの悪材料が同時に現実化している。 (中略)

まず、13大主力品目の輸出額がすべて大幅に減少した。原油安で石油化学(−18.8%)・石油製品(−35.6%)が振るわないのはやむを得ない。昨年1月に1バレルあたり46ドルだったドバイ原油は今年1月には27ドルに落ちた。

しかし自動車(−21.5%)、携帯電話(−7.3%)、半導体(−13.7%)、ディスプレー(−30.8%)、船舶(−32.3%)、鉄鋼(−19.9%)も大幅のマイナスとなった。
(引用ここまで)
自動車・半導体・鉄鋼・石油化学など主力業種の1月輸出は昨年同月に比べて全て減少した。その上、相対的に良好だった携帯電話までが減少傾向に転じた。月間輸出が史上最高を記録した2014年10月と比較すると減少幅はより大きい。わずか1年3カ月間で全体の月間輸出額は517億5500万ドルから367億4000万ドルへと38.7%縮んだ。個別品目では原油を加工した石油製品の輸出が同期間45億2000万ドルから17億7000万ドルに60.8%急減した。
(引用ここまで)

 そもそも韓国の主力13品目ってなんなんでしょうねってことで調べてみました。

 ・半導体
 ・石油製品
 ・石油化学
 ・自動車
 ・自動車部品
 ・一般機械
 ・造船
 ・鉄鋼
 ・無線通信
 ・フラットディスプレイ
 ・繊維
 ・家電
 ・コンピュータ

 つまりは韓国の代表的な輸出品目。
 繊維がまだ入っているのですね。これはちょっと意外だったかな。
 携帯電話、スマートフォンは「無線通信」に内包されているとのこと。

 さて、この13品目の主力輸出品がすべて前年同月比で輸出額減少。それも数パーセントとかではなく、平均で21.1%減少。
 原油価格が下落しているので、石油製品・石油化学は落ちてもしょうがないでしょうけどね。
 でも、それ以外のすべての主力品目で下落は言い訳不可能。今回は数量ベースでも5%以上減少しているそうですわ。

 中国を含めた新興国の成長減速が明白になってきて、外需しかない韓国がその影響をダイレクトに受けている状況。
 韓国がいくらどう踏ん張ろうとも、経済の動きにおいて主体にはなりえないのですよ。
 影響を受ける側なので世界経済が景気循環で上振れしないかぎり、このままにならざるをえない。

 去年の韓国経済を支え続けた内需は不動産のプチバブルが終了で期待できない。というか、不動産価格を下落させようとしているとしか思えない。
 ……年々、詰みの状況になりつつあるんじゃないですかね。