[ニュース分析]分裂した韓国野党勢力…「美しい敗北」など存在しない(ハンギョレ)
 地方区の議席が現在の246議席から253議席に増えた場合、予想獲得議席を調べよう。 首都圏が122議席(ソウル49、仁川13、京畿道60)だ。 現状よりソウルと仁川が各1議席ずつ、京畿道では8議席増える。 地方区全体のほぼ半分だ。今回の選挙の勝負所は首都圏だという話だ。 (中略)

 比例代表の47議席を与野党が半々に分け合うとして、19代国会の地域別政治地形(忠清道・江原道24議席)を反映させて概略計算すれば、セヌリ党は首都圏で30%(37議席)を取るだけでも過半数を占める。 (中略)

 セヌリ党が首都圏で70%の議席を占めればどうなるだろうか。 概略計算でも“200”という数字が出てくる。 200議席であれば国会に日本の自民党のような保守既得権永久執権体制ができるということだ。 国会先進化法が無力化されるのはもちろんだ。
(引用ここまで)

 ハンギョレによる現時点での議席予想。
 野党が分裂状態でかつ、野党の強い地方だけに注力している状況から議席数の多い首都圏での与党セヌリ党の圧勝を予想しています。

 なんと253議席中200議席になるのではないかという完全圧勝。
 率にして79パーセントを超える獲得議席になるのではないかという予想です。

 もちろん、これは左派であるハンギョレが警鐘を鳴らしているという側面も小さくないと思われます。
 こうして与党の圧勝を予想することで判官贔屓を引きだそうという戦略なのでしょう。
 もしくは野党に対して戦略の練り直しを求めているのかもしれませんが。

 どちらにしても、今回のこの数字はやや眉唾もの。
 ただ傾向としてはこういった与党であるセヌリ党の地滑り的な圧勝となるでしょうね。
 アン・チョルスにとっては今度の総選挙はあくまで新党の顔見せ的なものであって、そこまで重要な選挙ではないという位置づけになっていると思われるのですよ。
 でも、記事のタイトルにあるように「美しい敗北」など存在しないわけです。

 「共に民主党」は慰安婦合意に反対という一点突破で現状打開を図ろうとしているようですが、韓国国民にとってそれほど大きな争点にはならない気がしています(これについての詳細はまた後ほど)。
 200議席に達するかどうかは分かりませんが現状のままであれば重要法案については議決に6割が必要になるという国会先進化法も無視できるのは間違いないところでしょう。
 以前のようなチェーンソー持ちこみ国会がまた見られるようになるかもしれませんね。