韓国は生き地獄 低成長が生んだ「夢を持てない社会」(毎日新聞)
 こうした状況から、昨年後半は「ヘルチョソン」という言葉が流行語となった。英語のヘル(地獄)に「朝鮮」の韓国語読みである「チョソン」をかけた造語で、韓国は生き地獄、という意味だ。

 「韓国が嫌いだから」。「ヘルチョソン」の象徴として昨年、ベストセラーとなった小説のタイトルだ。作者は、保守系大手紙・東亜日報の元記者、張康明(チャン・ガンミョン)さん(40)。張さんはタイトルがあまりにストレートなため、批判も覚悟していた。だが、実際にはほとんどなく、韓国人の社会不満の強さを改めて感じたという。

 主人公は、20代半ばの女性。ソウル大や延世、高麗大という名門ではないものの、ソウルで一定の知名度を誇る大学を卒業。金融機関に3年余り勤めたものの「私は韓国では競争力がない人間だ」と思い至り、オーストラリアに渡るという移民物語だ。

 韓国では、大惨事や政府の失態などが明らかになるたびに「移民しなければ」という言葉がはやる。ただ、移民用ビザなどを取り扱うソウル・江南の弁護士事務所「国民移住」の朴慶児(パク・キョンア)次長によると、かつては経済難から海外での職を求めるケースが多かったが、14年4月の客船セウォル号沈没事故などにより社会に失望し、海外での教育を受けさせたいと移民を希望する30〜40代の親が増えているという。

 張さんは執筆にあたり、実際に海外へ移民しようとする若者らに取材しインターネットでも情報を集めた。その結果、若者らは厳しい競争社会を勝ち抜こうと幼い頃から努力を重ねてきたにもかかわらず、就職もうまくいかず「社会全体に拒否されていると感じ、復讐(ふくしゅう)したい気持ちがある」と実感したという。

 元産業部記者である張さんは、不満の背景に経済の低成長があり、世代間摩擦が強まっていると見る。韓国銀行によると、15年のGDP成長率は2.6%で、13年2月に朴槿恵(パク・クネ)政権が発足してからの3年間の平均成長率は2.9%。過去の政権の同期と比べると、金大中(キム・デジュン)政権5.3%→盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権4.5%→李明博(イ・ミョンバク)政権3.2%と鈍化は明らかな状況だ。

 「李前政権は『社会の摩擦を経済成長で克服しよう』と掲げたがまったく達成できなかったのに、朴政権もまた同じことをやっている」と、発想の転換が必要だと考える。

 低成長は日本のバブル崩壊後の「失われた20年」を連想させ、韓国では警戒感が強まっている。しかし「日本では20年間の低成長にもかかわらず、社会は平和に推移してきた。これは学ぶべきことだ」と強調する。

 若者の社会不満は、外にも向かいかねない。若い世代ほど昨年12月の慰安婦問題に関する日韓合意に反発が強かったように、概して彼らは朴政権に批判的だ。張さんは「若者は社会での挫折感が深まっており『敵』が必要な状況だ。悪い方向にエネルギーが向かっている」と、日本にも矛先が向くことを懸念する。
(引用ここまで)

 毎日新聞にまで「ヘル朝鮮」が。
 なんでも話によると、最初の「ヘル朝鮮」はどこかの新聞が誤字で掲載したものらしいのですよね。
 でも、その誤字があまりにも韓国の現状を如実に現しているということで一気に広まったという経緯のようです。

 で、そのヘル朝鮮の象徴ともいえる小説の著者が、「このままでは韓国人青年層の鬱憤が外にも向かいかねない」と危惧をしているっていう話なのですが。
 ……もう、してますよね。

 靖国神社爆破未遂事件のチョン・チャハンのプロフィールは控えめに言っても韓国の脱落層そのものですよ。
 仁川空港に爆発物を置き去りにした犯人も、まさにそれ。
 去年には楽韓さんでも「このままだと若者の経済的困窮は社会不安要素になる」って話をしていますね。

 あいにくなことに気楽に来られる距離でありながら、モンスター級に育て上げた不満を持つ相手ですから。
 第2・第3のチョン・チャハンは出ると思いますよ。