国連委で日本が慰安婦問題説明 韓国「被害者癒やす行動を」(聯合ニュース)
日本、国連で慰安婦強制動員をまた否定(ハンギョレ)
国連女子差別撤廃委員会で日本政府代表団が慰安婦の強制連行は資料で確認できなかったと説明したことを受け、韓国外交部の当局者は17日、「日本政府が被害者の名誉と尊厳を回復し、傷を癒やすという立場を行動で見せるようあらためて求める」と述べた上で、「(昨年末の)慰安婦合意の精神と趣旨を損なう余地のある言動を慎まなければならない」と強調した。

 また「慰安婦動員の強制性は国際社会がすでに明確に認めた否定できない歴史的事実」と指摘。その上で、被害者の肉声による証言でも裏付けされていると主張した。

 さらに、1993年の河野談話でも慰安婦動員の強制性を認めており、現在の安倍晋三内閣も同談話を継承するという立場を何度も公言していると指摘した。
(引用ここまで)
 しかし、杉山審議官の発言は12・28合意自体を否定したわけではない。 1993年の河野談話の核心である慰安婦動員過程の強制性自体を否定したのではなく、日本軍や官憲が直接人を拉致のように引っ張って行く強制連行をしたという証拠はないことを強調した内容であるためだ。

 日本政府は今後も「公文書は発見されていない」という点を前面に出して、「強制連行された」という生存被害者の証言を否定し「慰安婦=性的奴隷=国家犯罪」という国際社会の常識を少しずつ覆すことに外交力を集中して行くものと見られる。 これを通じて狙うのは、慰安婦問題は日本軍が主体になった「国家犯罪」ではなく、一部業者の逸脱を政府が管理・監督できなかったという次元の問題に縮小することだ。 すなわち、慰安婦問題の本質を業者による人権侵害に限定するということが12・28合意以後の日本政府の新たな宣伝戦略になっているのだ。
(引用ここまで)

 国連で日本政府代表が「慰安婦の強制連行はいかなる公文書でも確認されていない」と言及したことに対して、韓国では右から左まですべてのマスコミが沸き立っています。
 日本語版では見あたりませんが、いくつかのマスコミでは「合意違反だ!」みたいな論調にもなっていますね。
 その中で比較的、ハンギョレが冷静に状況分析をしています。
 要約すると「日本政府は公文書では見つかっていないという話を常にしており、これからもそうするだろう」という論評。
 ハンギョレが一番手強いかな、という気はしているのですよね。少なくともこの件に関しては。

 でも、韓国のマスコミがどこも言及していないことがひとつありまして。
 それは「強制連行があったというのは吉田清司の嘘を朝日新聞が広めることで生じた誤解である」という話。
 見事に見つかりません。
 なにしろ朝鮮日報は2012年の時点にあってですら、吉田清司の本を掲げて「この一冊だけでも日本による強制連行は十分立証されている」とか書いちゃってましたからね。
 一種の神話なのですよ。
 まあ、朝日新聞も報じていませんが(笑)。

 んで、韓国政府は「強制連行」を「強制性」にすり替えていつもの反論。
 そんな話をしていないんだっていうだけですね。
 「強制連行」を証明すればいいだけの話なのに、なんでいつまで経ってもやらないんですかね?