韓米がTHAAD規約締結を延期 対北制裁議論に配慮か(聯合ニュース)
THAAD規約の締結延期 中国外相の訪米を考慮か(聯合ニュース)
THAADの在韓米軍配備 「韓中関係を破壊」=駐韓中国大使(聯合ニュース)

韓米両国は23日に予定されていた米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備問題を議論する共同実務団の運営をめぐる規約の締結を1〜2日延期することを決めた。韓国国防部関係者が23日、明らかにした。

 同関係者は「今週中に共同実務団の規約を締結できるだろう」と伝えた。

 締結延期については、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁協議が控える中、韓米両国が「外交的な配慮」をしたのではないかとの観測が出ている。 (中略)

 一部では、米国と中国が安保理の対北朝鮮制裁のレベルをめぐって最終調整を行っている状況で米国がTHAADの韓国配備に強く反対している中国を意識し、「速度調節」しているのではないかとする見方も出ている。

 韓国国防部が規約締結の延期を発表したのも米国側の要請によるとされる。

 中国の王毅外相はこの日、米ワシントンでケリー米国務長官と会談し安保理の対北朝鮮について協議する予定だ。
(引用ここまで)

 日韓でのGSOMIA締結のキャンセルを思い出させますね。
 あれも「韓国は本格的に中国に傾倒し始めた」というシグナルのひとつでした。
 加藤達也氏への無罪判決、慰安婦問題の日韓合意、THAADミサイルの韓国への配備と、いくつかの事柄があってあたかも韓国が日米側へ戻りつつあるように見えますが。
 株価に短期トレンドと長期トレンドがあるように、短期トレンドでは日米側に傾いているように見えても長期トレンドでは中国への傾倒は止まっていないと考えています。

 記事では「アメリカとも言われている」という記載がありますが、今回のTHAAD規約締結延期を申し出たのはどちらかは不明です。
 少なくとも中国側が猛反対しているのは間違いないところ。
 天秤が日米側へと移ってきた短期トレンドを中期トレンドにまですることができるかどうかの分水嶺ってところです。正直なところ、もはや日米は韓国を信用してはいないのではないかとも思われますが。

 この「延期」が本当に1〜2日ていどで済むのか。
 その間に中国側の攻勢がどれだけあるのか。
 韓国政府は在韓米軍への配備を認めることができるのか、ちょっと見ものなのですよね。

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2014-10-16