韓国、家計債務を直接抑制する計画ない 質の向上重視=財政相(ロイター)
韓国の柳一鎬(ユ・イルホ)企画財政相は22日、家計債務の額を直接抑制する計画は現時点ではないと述べ、債務の質を向上するための措置のほうがより重要との認識を示した。外国メディアとの会見で述べた。

企画財政相は「額は重要ではあるが、政府は現時点では、家計債務の金額を直接的にコントロールしたり、減少させたりする計画はない」と表明。「昨年発表した措置を通じて現在行われている、家計債務の構造を改善することのほうが、より望ましいと感じている」としている。

企画財政相は、過去にみられたように住宅価格が大幅に上昇したり下落したりする可能性は低いとの見方を示した。
(引用ここまで)

 量を減らすつもりはない……というよりは減らす手立てがない、という自白なのでしょうね。
 そもそも家計債務の大半が不動産への投資と生活費なのですから、質の向上もくそもないような……。
 ここでいう「質の向上」というのは要するに現状のような状況から、事業への投資などに振り分けていくようになる……ということなのでしょうけども。

 実際のところ、もう1段階か2段階ほどまでなら政策金利を下げることはできるんですが……。
 キャピタルフライト上等で景気回復を信じて下げるか、家計債務増大を危惧して下げないのか。
 今回の発言からすると「下げてもいい」と言っているように見えます。
 韓国の家計負債はまだ危険領域にはない、という認識のようですが。

 ちなみにここでいう家計債務、すなわち個人の債務の中には自営業によって生じた借金は組み入れられていません。
 これが去年9月の段階で230兆ウォン
 家計負債が1200兆ウォン
 去年の韓国のGDPが1561兆ウォンなので、個人に由来する借金がGDPを超えるまでもうちょっとだけ余裕があるってところですかね。

 危険領域にない……かなぁ?