韓国与党、内紛が激化 朴氏側近の「殺してしまえ」録音流出(産経新聞)
 4月に総選挙を迎える韓国の与党セヌリ党内で、親朴槿恵大統領派と、朴氏に距離を置き次期大統領をうかがう金武星代表に近い勢力の間で内紛が激化し、朴氏側近が金代表を「殺してしまえ」と発言した録音が報じられ、9日騒ぎが広がった。

 総選挙で党内の多数を握った側が来年の大統領選の党内候補者選びでも有利になるため、双方とも野党との戦いの前に一人でも多くの自派候補を立てる政争に没頭している。

 発言が報じられたのは現政権で大統領政務特別補佐官も務めた尹相現議員。先月27日に電話で「金武星を殺してしまえ。あいつら候補者選びで落としてやる」と話した声が8日に報じられた。相手は明らかでない。

 尹氏は発言が録音され流出したことを「陰謀だ」と非難しながら、当時党内で親朴派が候補者選びで自派に有利な裏工作をしたとのうわさが飛び交っていたことに激怒し、酒を飲んで話した内容だと事実を認め、金氏への謝罪を表明した。(共同)
(引用ここまで)

 いわゆる「反パク派暗殺リスト」に連なる話題ですね。
 与党のセヌリ党は来月の韓国国会における総選挙で、野党の分裂もあって地滑り的な大勝利を得ることになりそうです。
 その与党内の議席数をめぐって、派閥闘争が激化しているということですかね。

 韓国の政権交代というのは政権与党が同じであっても、前政権を全否定する易姓革命の面がたぶんにあります。
 セヌリ党同士の政権交代であったイ・ミョンバクからパク・クネへであってもごたごたがありました。
 前政権の関係者・側近が逮捕されていたときには、政権を引き継いだものが特赦を出すというのがこれまでの恒例であったのです。少なくともこれまでの韓国ではそうでした。
 ところがパク・クネが「イ・ミョンバク政権関係者を特赦しない」って宣言してしまったので、あわてて政権末期に大統領特権の特赦を使わざるを得なくなったということがありました。
 さすがにイ・ミョンバク本人の手で実兄を特赦できなかったこともあって、いまだにわだかまりがあるようです。

 セヌリ党の内部では総選挙による派閥の議席数が来年の大統領選挙への影響力が直結することもあって、暗殺リストやらなんやら血なまぐさいことになっているようです。
 「戦においてはまず内紛」という韓国伝統の姿をそのまま写していますね。
 民族の伝統というのはそうそう変わらないものなのだなぁ……。