韓国型戦闘機の開発事業に現れた甲乙丙丁序列?(毎日経済/朝鮮語)
韓国型戦闘機(KF-X)事業が論議を後にして、徐々にスピードを出している。

戦闘機の最も重要な部分であるエンジンが近いうちに大きな枠組みで決定される予定である。 KF-Xは双発エンジン、すなわちエンジンを2つ搭載することを決定済みだ。 KF-Xに装着されるエンジンは、米国産やヨーロッパ産のいずれかを元にして開発される予定である。

実際に双発戦闘機であれば西側で製造されるものおおよその標準モデルは、米国のF-22ラプターであるというのが軍の専門家たちの見解となる。 KF-Xも想定しているステルス性能のためには、レーダー電波を斜めに反射させて拡散できるようにRCS(Radar Cross Section)を減らさなければならない。 RCSを低減させるための翼の角度は、工学的に既に実証されたデータがある。これと共にF-22やF-35のような曲線を最大限に活かした胴体もすでにステルス性能が確認された。 KF-Xはミディアムクラスの戦闘機を目指しているために、その形態は「小さなF-22」となる可能性が高い。

「小さなF-22」となる形状は決まったが、そこまでだ。 「悪魔はディテールにある」という言葉のように詳細設計は、何から何まで韓国自身の技術力で解決しなければならない。

実質的な第一歩は、戦闘機のエンジンを作ることである。韓国型戦闘機のエンジンの開発過程では、1つの政府機関と3つの防衛産業企業が関連している。防衛事業庁は韓国型戦闘機事業を全体的に管理監督する政府機関である。一部では、防衛事業庁が甲であり、メーカーは乙 - 丙 - 丁と呼ぶこともある。防衛事業庁の立場では、昨年、米国からの技術移転を受ける問題をめぐり、大統領府と国会前で最大限度に頭を下げていた記憶を思い出して、「甲」という言葉に確執するかもしれないのである。

システム開発会社である韓国航空宇宙産業(KAI)は、韓国型戦闘機の開発における総責任社であり、防衛事業庁と契約を結んでこれを行っている。 KAIは戦闘機に装着するエンジンを開発する際に西側諸国ではすでに戦闘機に搭載されて検証済みのエンジンを元にして韓国型として再生させなければならない。この過程でハンファテックウィンがパートナーとして参加するものと見られる。

ハンファテックウィンは、以前サムスンテックウィン時代に国産超音速訓練機T-50とKF-16、F-15Kのエンジンをライセンス生産してきた。そのため今回のKF-Xエンジンの開発においても製造社としての役割を与えられると予想される。

防衛事業庁、KAI、ハンファテックウィンが戦闘機のエンジンの開発に直接関与する韓国の機関または企業であり、残りの1ヶ所に外国のエンジン製作会社が参加する。

現在、西側諸国の戦闘機のエンジンは、3つの会社が引き受け供給している。米国のゼネラル・エレクトリック(General Electric)社とプラット・アンド・ホイットニー(Pratt&Whitney)社と英国のロールスロイス(Rolls-Royce)社で寡占体制を形成しており、市場を強く支配している。

KF-Xエンジンのオリジナルタイプとして選択されるため、米国企業であるG​​Eの「F414」とイギリスメーカーのロールスロイスなどヨーロッパ4社の合弁会社であるユーロジェットは「EJ200」が競争を繰り広げている。 KF-Xの競争には、これらの3社のうち2社が参加することになる。

GEあるいはユーロジェットの1社は、KAIとハンファテックウィンと協力して韓国型戦闘機に搭載されるエンジンの開発に歩を合わせることとなる。

来月に予定されているエンジン供給業者優先交渉対象者の決定を控えてGE社とユーロジェット社は韓国側開発会社である韓国航空宇宙産業(KAI)に提案書を提出した状態だ。

「F414」エンジンは、米軍のF/A-18E/F スーパーホーネット、EA-18グラウラー、スウェーデンサーブのグリペンNGなどに搭載されている。 「EJ200」は、韓国でもよく知られているユーロファイターのエンジンだ。

元となるエンジンが決まればディテールとの戦いが始まる。 KF-X開発の旅は、国内で前人未到の道である。実証された「F414」あるいは「EJ200」のどちらかを選択した後も、このエンジンを韓国型で再誕生させなければならない。最先端技術の集合体であるエンジンを置いてKAIとハンファテックウィンの研究者は、どこをどのように変えて韓国型エンジンで作らなければならか頭を悩まさなければならない。検証されたエンジンに菜にも手を加えずにそのまま搭載すればいいのではないかという疑問が出てくるのは当然だろう。しかし、その場合には韓国型戦闘機ではなく、スーパーホーネットやユーロファイターをそのまま模倣する結果となってしまう。実際には、そのまま模倣することも容易ではない。そして模倣で出てきた結果が、国内はもちろん、KF-Xが念頭に置いている輸出でどのような評価を受けることになるのかは開発担当者が最もよく​​知っているだろう。

このように困難なプロセスをかき分けて行くべきなのに、誰かは「甲」であり、誰かは「乙」、または平丁といった立場になるのは有機的に協力関係を内部でかじる自害行為とならないか心配だ。監督機関が「結果を出せ」と圧迫して搾り取れば正常な進行が妨げられて当然である。その場しのぎのごまかしだけで成果を出せないことが目に浮かぶようだ。緊密な協力をしてKF-X事業の前に置かれた課題を克服しなければならない。「甲」を頂点とした食物連鎖の構図が組まれた場合には韓国型戦闘機の未来は明るいとすることができない。
(引用ここまで)

 KF-Xに搭載されるであろうエンジンがF414、もしくはEJ200になるというのは既報でした。
 その中でもユーロジェットのEJ200は全面的に技術支援をして「技術移転は全面公開でOK!」くらいの勢いなのです。
 この間、KF-Xを離脱したトルコが製造する第5世代戦闘機となる予定のTFXがEJ200を選定していましたが、その際も大幅な技術移転の約束が為された結果だそうですよ。
 時期的にはEJ230かEJ260の相当品が搭載されることになると思いますが。……開発されるのなら。

 んで、KF-XはEJ200かF414を搭載する予定なのですが、どちらにもライセンス生産を求めるという予定。
 まあ、これまでもエンジンのライ国はやってきたのだからできるのでしょうけども。
 それ以上に、「韓国型エンジン」ということでKF-Xに必要な改良を加えるのだそうですよ。

 ……スペックもまだ決定していない戦闘機なのに、「改良」することだけは決まっているんですって。
 で、さらにそのエンジンを輸出させろと。 お決まりのパターンですけども。

 製造数が確保できなくて苦しんでいるEJ200であればともかく、本命視されているF414にアメリカがそれを許しますかね?
 F/A-18系統、グリペンNG、テジャスと搭載されていて世界のベストセラーであるF414がそんなことを必要とするとも思えないなぁ……。
 そもそもそんなことを許すのであれば、4大先進技術とやらも韓国に供与されたんじゃないですかね?
 3度断られる前に。

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