ソウルの高齢者4割が労働に従事、1日13時間で月12万円(朝鮮日報)
【社説】韓国の高齢者貧困率49.6%、他人事ではない老後破産
 ソウル中央地裁が破産宣告を受けた者の年齢分布について調べたところ、今年1−2月に破産宣告を受けた1727人のうち、60代以上の高齢者が428人、率にすると24.8%に達していたことがわかった。悠々自適の老後を過ごすべき社会の先輩たちの多くが、借金の返済能力がないいわゆる「老後破産」に追い込まれている実態が明らかになったのだ。

 韓国における65歳以上の高齢者の貧困率は49.6%で、これは経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で1位だ。また別の統計によると、60歳以上の5世帯に1世帯がここ3年の間に貧困状態に陥ったというデータもある。老後に向けて貯蓄などの備えをしておくべき40−50代の時に、子供の教育費や結婚費用などを負担せざるを得ず、最終的に蓄えがないまま老後を迎えてしまうケースが非常に多いことがわかる。経済面での貧困は高齢者の自殺率にも表れている。韓国における高齢者自殺率は10万人あたり55.5人で、これもOECD加盟国の中では圧倒的1位だ。 (中略)

 高齢者福祉についてはただ支援するというやり方ではなく、実際に生活を営むことができない低所得層にまずは目を向けるといった政策の転換も必要だ。保険社会研究院によると、高齢者のうち所得が下位20−30%は絶対貧困状態に置かれているという。現在、高齢者の70%に毎月10−20万ウォン(約9600−1万3000円)が基礎年金から一括支給されているが、その対象者を少しずつ狭める一方で、支給額を最低生活費の月64万ウォン(約6万2000円)に近い水準にまで引き上げることも検討すべきだろう。
(引用ここまで)
 ソウル研究院が先週発表した政策報告書『働くソウルの高齢者の特性と政策方向』によると「昨年基準で、ソウル市の高齢者人口は124万人。このうち46万人(38%)は仕事をしていると推定される」という。これは、韓国全体で見た高齢者雇用率(27%)=2014年=より大幅に高い数値だ。

 働く高齢者は、賃金労働者が34%、自営業者が66%だった。同研究院が昨年4月から5月にかけてソウル地域の高齢労働者1000人を対象に訪問調査を行った結果、賃金労働者は一日平均12.9時間働き、月平均122.8万ウォン(約11万8500円)稼いでいることが分かった。一般の賃金労働者の月平均賃金約320万ウォン(約30万9000円)=2014年雇用労働部〈省に相当〉統計=の4割に満たない。

 職業別では、警備員・清掃員・宅配員・ヘルパー・家政婦・運転手など単純労働従事者が85.4%と最も多かった。働く理由としては「生活費の工面(62.2%)」「老後の資金の準備(11.9%)」「ポケットマネーが必要だから(8.5%)」などが挙げられた。また、自営業に従事する高齢者は一日平均10.9時間働き、月平均159.3万ウォン(約15万3700円)稼いでいることが明らかになった。
(引用ここまで)

 相変わらずの高齢者地獄。
 韓国の現状は「低負担、低福祉」なのですよね。
 それをまるで北欧をロールモデルとした福祉社会にするような話がバンバン出ていて、候補者が公約として述べている福祉政策を全部実現すると韓国の全国家予算が福祉だけで費やされるというお話が前回の2012年の総選挙で語られていました。

 福祉に関して現状以上の問題解決を政府に求めるのであれば、負担増とならざるをえない。
 低負担が故に福祉予算はとことんまで切り詰められているのです。孤児輸出、障害児輸出はその対策でもあるわけですよね。
 人ひとりを社会人になるまで育てることを、政府の事業としてはできないと拒絶しているのです。

 未曾有の規模でかつ底なし沼と化している韓国の現状で、「負担増をお願いしたい」と正直に選挙でいえるかどうか。まあ、無理でしょう。
 副使をどれくらいの規模で充実させるかというのは、韓国においては大統領判断によるものですが、パク・クネもさんざん「福祉を充実させる!」って叫んでおいて、やったことは年金をちょっと増額したくらいですからね……。
 まあ、世界で1位の座は譲らないでしょう。

ねんどろいど 74 東方project 博麗霊夢