【コラム】オバマ大統領が広島に行ってはならない理由(朝鮮日報)
【社説】米国務長官の広島訪問、日帝免罪符なってはいけない(中央日報)
「歴史を消す」安倍首相のラブコール…オバマ大統領が広島訪問の可能性(中央日報)
オバマ大統領、5月に広島訪問か(東亞日報)
 オバマ大統領も日本で来月開かれる主要7カ国(G7)首脳会談の際、広島訪問を検討しているという。広島は原爆の被害を象徴する都市だ。オバマ大統領の広島訪問は、日本が被害者だという印象を与えるもので、まだ反省と謝罪が終わっていないアジアの加害国だという事実を覆い隠す結果につながる可能性がある。北東アジアは歴史問題が国際政治問題に直結する特殊な地域だ。そのような北東アジアの歴史的感情を十分に考慮しないまま踏み出すオバマ大統領の一歩は、かえって混乱ばかり引き起こすかもしれない。
(引用ここまで)
オバマ大統領も来月の日本G7首脳会議を契機に広島を訪問することを検討中という。任期初めから「核なき世界」を推進してきたオバマ大統領としては歴史的なここでフィナーレを飾りたいと思うだろう。

しかし東アジア全体の目で見ると、いま米大統領が広島に行くのは時期尚早だ。まず日本は韓国や中国など被害国から完全に許しを受けたわけではない。被害国が心を開けないのは、日本政府が心から過去の過ちを反省していないと見るからだ。特に現安倍政権は旧日本軍慰安婦および南京大虐殺など敏感な歴史をそのまま認めるどころか歪めようとする。昨年末に韓日両国は慰安婦問題をめぐり合意したが、日本側の誠実な履行はない。さらに安倍首相の腹心という萩生田光一官房副長官は最近、「慰安婦支援財団の設立と少女像の移転はパッケージ」と述べ、合意していない内容まで主張した。

こうした状況でオバマ大統領の広島訪問が実現しても、これが日帝の蛮行に対する免罪符ではないことを米国は明確にしなければいけない。
(引用ここまで)
オバマ大統領の広島訪問が実現すれば、昨年4月に米国議会で上・下院合同演説をし、日本の普通の国化に対する米官民の支持を引き出した安倍晋三首相が、対米関係でまた外交的成果を出す。米大統領が広島を訪問すること自体が第2次世界大戦犯国である日本の過去を消す象徴的な措置となるからだ。

一部では、安倍政権の関係者が旧日本軍慰安婦被害者の強制動員を依然として否定する中、日本の極右勢力がオバマ大統領の広島訪問を韓日関係で歴史の免罪符として強調する可能性もあるという懸念が出ている。
(引用ここまで)
しかし、米国の現職大統領の初の広島訪問は、ややもすると日本が太平洋戦争を起こした「加害者」という歴史的事実を希薄にさせ、日本を「被害者」に変身させる歴史歪曲の口実になりかねないという憂慮もある。安倍政権は発足後、第2次世界大戦での日本軍の戦争犯罪を否定したり、東京裁判を検証しようとするなど、歴史修正主義の態度を見せている。2015年の安保法制改正を通じて戦争ができる「普通の国家」になりつつある。

オバマ大統領の広島訪問は、安倍首相の歴史解釈を公式に承認し、膨張する中国に対抗して米国と日本が結束するという意味にも読める。これは、中国だけでなく日本と歴史解釈をめぐって対立する韓国の世論を刺激する恐れがある。
(引用ここまで)

 この4本の記事が要約しましょう。
 「自分たちの既得権益である『日本=戦犯国』という烙印が消えてしまうので、オバマは広島を訪れるな」
 ピックアップしているのは日本語版ですが、韓国マスコミからはほとんど悲鳴に等しい嘆きが挙がっています。

 もっとも、そんな既得権は存在しない、あるいはかつて存在したとしてももはや韓国(北朝鮮)と中国しか認めていない。
 しかも、中国のそれは多分に戦略的なもので本気でそうは思っていないのに比べて、韓国は本気で「日本は戦犯国」という構図を保ちつづけようとしているのですよね。
 さらにいうとそれが汎世界的なものであってすべての国が韓国の味方である、もしくは味方をすべきであると考えているところに救えなさがあるのですが。

 戦犯国でなければならないなんて考えている国は存在しないのだけども、最強の価値観である「道徳性」で上に立つためにあくまでも韓国にとっては必要であるし、なくなっては困ることなのです。

 かつては日本もアメリカもそういう韓国の「要請」に対して、多少の配慮をしてあげていたのですよね。
 ……ノ・ムヒョンへの対応は例外にしても。
 しかし、現状の韓国は中国への傾倒が過ぎてしまって、そういった配慮もなんの成果を上げないようになってきた。
 であればそんな配慮なんて最初からしなくてもいいや、というのが人情というものです。

 アメリカも日本ももはや韓国の要請を鑑みないようになっているのは、安倍総理のアメリカ両院演説や、安倍談話慰安婦同意、日本の外交青書を見ても分かりますね。
 というわけで、今回も韓国の願いも空しくオバマ大統領が広島を訪問し、平和の大切さを述べることになるのでしょう。アメリカ国内の事情で実現しないにしても、韓国の懇願を聞き入れて〜なんてことはありえません。

 時代というのは変わるものですね。