韓国経済の専門家70%、「韓国経済はすでに長期低成長に突入」(中央日報)
効果弱いミニ浮揚策…韓国の1〜3月期成長率0.4%(中央日報)
韓国の全国経済人連合会は韓国経済専門家61人を対象に7〜15日「韓国経済の現状評価および対策」についてアンケート調査を行い、その結果を25日に公開した。

全経連の調査結果によれば、韓国経済が長期低成長に突入したと答えた韓国経済専門家が70%に達した。「近い将来に陥る可能性がある」という回答まで含めれば長期低成長を指摘した専門家が96.7%だった。

調査の質問に答えた経済専門家の80%が「経済体力の根本的な弱体化」を韓国経済低成長の最大原因として選んだ。また90.2%の専門家は、世界景気が回復しても韓国経済が例年のような成長を回復できないと答えた。
(引用ここまで)
1〜3月期の成長率が中東呼吸器症候群(MERS)が拡散した昨年4〜6月期と同じ水準に落ち込んだ。韓国銀行が26日に明らかにしたところによると、1〜3月期の国内総生産(GDP)成長率は前四半期比0.4%を記録した。

1月に就任した柳一鎬(ユ・イルホ)副首相兼企画財政部長官は今年の財政の33%に当たる92兆ウォンを1〜3月期に前倒しで使い、個別消費税を引き下げるなどミニ浮揚策を出した。それでも昨年10〜12月期の0.7%に続き2四半期連続で0%台の成長を免れられなかった。

このために韓国政府が目標にした今年3%台の成長は厳しくなったという評価が出ている。現代経済研究院が推計した結果、4〜6月期から10〜12月期にそれぞれ前四半期比0.9%の成長率を記録すれば今年の年間成長率が3%に近づくことが明らかになった。だが2014年以降四半期成長率が0.9%を超えたのは2014年1〜3月期と2015年7〜9月期の2回にすぎない。 (中略)

1〜3月期には輸出・投資・消費が一斉にマイナスを記録した。1〜3月期の輸出は前四半期比1.7%減り、民間消費も0.3%減少した。民間消費はMERSが発生した昨年4〜6月期のマイナス0.1%以来3四半期ぶりに減少し、減少幅はさらに広がった。設備投資減少幅はさらに大きい。1〜3月期の設備投資は前四半期より5.9%減った。設備投資が減ったのは2014年1〜3月期のマイナス1.1%以来2年ぶりとなる。減少幅は8.5%の減少となった2012年4〜6月期以降3年9カ月ぶりの最大水準だ。
(引用ここまで)

 去年の年末に「このままではいかん!」とばかりにちょろっと経済対策が発表されたのですよ。
 でも、周囲の反応は「え、それだけでなんとかできると思ってるの?」ってものでした。

 んで、実際に第1四半期の経済成長率が出たら、0.4%というMERS騒ぎで落ちこみまくっていた去年の第2四半期と同じ数字が出てしまったと。
 ま、それもそのはずで不動産投資規制緩和と史上最低の政策金利の合わせ技によって、内需の先取りを延々とやっていたのですよね。
 その結果として、去年の第3四半期は1.3%というポジティブサプライズといっていいほどの経済成長率を見せて、かつ第4四半期は0.7%という「まあまあの成績」を見せていたのですが……。

 今月から不動産取引に対して新たな規制が官民共に敷かれています。
 政府は「利息だけを返済する方式を禁止」。
 金融業界は「新規貸出が可能なのは一定の条件が必要」という両面作戦。
 つまり、去年の3Q、4Qは駆け込み需要であった可能性が大なのです。
 それでも江南地区の不動産価格は今月になってからもいまだに、それも大幅に上昇しているそうなのですけどね。
 あそこだけはよく分からん……。

 まあ、全体として不動産需要が落ちこむでしょうし、かつ不動産に関わる建設・鉄鋼・セメントといった関連業界の需要も落ちこむことは間違いないところなのですよ。
 いまはまだ駆け込み需要に対応した建設は行われているところなので、崖のような落ち込みは見せないとは思いますが。
 この第2四半期の経済成長率は今後数年の韓国経済の指標ともいえる数字となるでしょう。 
 というわけでちょっと注目なのです。