18兆ウォン投入の韓国型戦闘機に米国産エンジン搭載...なぜ?(イーデイリー/朝鮮語)
韓国型戦闘機(KF-X)エンジンが米ゼネラル・エレクトリック(以下GE)の機種に決定された。これにより、KF-XはGEの製品に基づいて双発エンジン形状の本体の基本設計を開始する。

防衛事業庁は26日、「F414-GE-400エンジンを提案したGE社をKF-Xエンジン優先交渉対象企業に選定した」と明らかにした。今回の入札では、GEとロールスロイスの子会社であるヨーロッパ系ユーロジェットが競争した。

防衛事業庁によると、評価には、KF-Xシステムの開発主管会社である韓国航空宇宙産業(KAI)とエンジン関連国内協力会社であるハンファテックウィンだけでなく、空軍・国防科学研究所(ADD)・国防技術品質院など計20人の専門家が参加した。評価チームは、管理・技術・国産化・コストなどの4つの分野について、5月11日から5日間の評価を行った。 GEは4つの評価基準ですべてユーロジェットを上回った。

防衛事業庁の関係者は「KAIはGEと最終交渉を経て、6月中に本契約を締結する予定」とし「今後、KF-Xの適用のための製作と技術サポートを通じた国産化を推進する」と述べた。

去る1月に始まったKF-X開発事業は、2026年に至るまでの事業である。開発が完了すると、2032年までに120機を量産して空軍に配置する。開発費は約8兆ウォン、量産費用は約9兆3000億ウォン(1機当たり778億ウォン)となる檀君以来最大規模の兵器の開発事業に評価される。

双発エンジンは海外からの技術を持ち込み、技術協力の生産方式で進行することにした。自社開発を推進する場合、技術力の確保に過度に長い期間がかかるされて世代交代が長期間遅延され、戦力空白期間が避けられないだけでなく、天文学的な開発コストが必要なためである。

エンジンサプライヤーとして選定されたGEは試作機6機と予備エンジン分量を含めて15基のエンジンを提供する。防衛事業庁は今回の事業に約2362億ウォン(2億ドル)の予算を配分した。 120機の双発エンジンの戦闘機を量産目指しており、国内調達数は予備を含む260基。エンジンを購入する費用だけでも4兆ウォンを超える。

GEは今回の入札の評価でエンジン技術国産化率を60%台に提案したことが分かった。防衛事業庁は、GEからエンジンと関連技術を移転を受け「直接購入・組立国産・部品の国産化」の3つのステップを経て国産化を推進する予定である。

まず、2020〜2021年までのGEから組み立てられたエンジンを直接購入方式で10基導入する。 2021年からはGEから導入した部品を国内メーカーが最終組み立てて2基を納品するという計画である。 2022年には国内企業が国産化部品を装着して3基に最終組み立てから納品まで進行する予定だ。

今後、エンジン整備の場合にも、ハンファテックウィンが保有している既存の整備倉をそのまま活用することができており、大きな問題はない見込みである。 KAIが開発したT-50高等訓練機とスリオンヘリなどのエンジンがすべてGE製品である。

KF-Xの胴体基本設計は2018年に仕上げられる。 2019年までに詳細設計を終えた後、これをもとにKF-X試作機が製作される。 2021年から試作機6台を出荷し、4年間の飛行試験を経て、2026年に開発完了する方針だ。

KF-Xのエンジンに選ばれたGEのF414-GE-400機種は、米海軍の主力戦闘機である「F/A-18E / Fスーパーホーネット」が搭載しているエンジンである。 1980年代に開発した「F404」を母胎にした機種である。 F404を搭載した「F/A-18ホーネット」が「F/A-18E / Fスーパーホーネット」にアップグレードされ、ここに搭載されるエンジンもF414に変更されたものである。 F414は原形モデルのF404よりも推力を35%ほど高めたのが特徴である。

航空母艦などの短い滑走路から離陸しなければならない艦載機の特性上、最大推力が競争製品ユーロジェットのエンジンよりも高い。今回の入札ではユーロジェットは「ユーロファイタータイフーン」戦闘機のエンジンである「EJ-200」を提案した。 GEは今回、既存F414-400をアップグレードして推力を最大10%まで高めることができる「F414-KI」をKF-Xエンジンに提案した。

しかし、GEのF-414-GE-400機種が「旧式」という指摘もある。新型エンジンではなく、1980年代に開発されたF404から派生した機種という理由からだ。 F-414-GE-400エンジンは、ユーロジェットのEJ200エンジンと同様に1995年初飛行をした。しかし、EJ200は比較的新型戦闘機であるユーロファイタータイフーンのために開発された4.5世代最新鋭エンジンに評価される。

特にGEは、エンジンの効率を高めることができる新技術を既に開発している状態だ。昨年GEは既存の超耐熱合金よりも重量は軽く、より高い温度に耐えることができる「セラミック複合材料(CMC)」を開発したと大々的に宣伝している。この技術をジェットエンジンのブレード(圧縮機やファンの羽根)に適用すると、より軽量であり燃料消費の少ない戦闘機の開発が可能である。米海軍はすでにこの技術を適用したエンジンを使用する。また、GEは燃料消費率は、以前のエンジンに比べて25%より少なく、推力は最大10%より高い最新型エンジン(3気流適応型サイクルエンジン(ACE))も開発した状態だ。

匿名を要求した武器体系の専門家は「GEが提案したエンジンは、今では現役で活躍している戦闘機のエンジンとはいえ、私たち空軍がKF-Xを運用する時期は15年後の2032年であるため、旧式の技術に転落することができている」としながら "国産化前の交渉だけでなく、今後のKF-Xのアップグレード時に、最新のエンジン技術を適用するための協議も並行しなければならない」と強調した。
(引用ここまで)

 「韓国型戦闘機」としてぶち上げてきましたが、そもそもエンジンは開発するつもりはないのですよ。
 それも当然といえば当然で。
 ジェットエンジンの開発というのはとてつもなくハードルが高いのです。
 現状で使い物になるジェットエンジンを開発できているのはロシア、アメリカ、ヨーロッパ、フランスくらいなものですかね。あ、それと中国もかな。
 一応、日本もこの中に入ろうとはしているのですが。

 見ても分かるようにジェットエンジンを開発できるのは大国とされる国だけで、韓国なんぞ問題外。
 逆に言えばほとんどの国で「国産戦闘機」って言ってもエンジンは外から持ってくるのが当たり前のようになっているのです。
 インド(テジャス)、スウェーデン(グリペン)、トルコ(TFX)等々……なので今回のKF-X用のF414-400の購入→ノックダウン生産→ライセンス生産は当然の手段ではあるのですよね。
 ライ国といっても国産化比率は60%台とのことです。 

 韓国でもT-50で原型エンジンであるF404を導入しているので、整備には問題ないでしょう。
 選択として悪くはないんじゃないかなとは思います。

 それでもまだ「最新エンジンを提案しなかったのは裏切りだ」みたいな話が出ているそうですが。
 エンジンメーカーとしてみたら戦力化がいつになるのかとか、知ったこっちゃないし。
 最新スペックへアップグレードしたエンジンは調達価格も上昇するに決まっているし、ライ国の生産割合も低くなるのですが……。

 エンジンの購入代金が260基で4兆ウォンということは、1基あたりは153億ウォン≒14.2億円。
 双発なのでエンジン価格だけでもざっくり28億円半ば。
 それなのに機体価格は70億円くらいだっていうんですから不思議ですね。42億円弱で4.5世代の双発エンジン搭載機が作れるとは思えませんが。グリペンNGだってこれより高いだろ……。

 まあ、その価格で要求性能が実現できるのであれば、グリペン以上のベストセラーになって世界中がKFXで埋まるでしょうね。
 そんなことは現実にはあり得ませんが。