無賃乗車に頭痛がすると言っていたコレイル、いざスタッフが「ただ乗り」(ノーカットニュース/朝鮮語)
コレイル従業員がKTX特室を無料で利用していたことが独自の監査で摘発された。乗客の無賃乗車のために頭が痛いと発言していたコレイルであったが、いざ監査をしてみれば内部の従業員の不正乗車もしっかり防げていなかった格好になった。

コレイルは11日からITX-青春を利用者を対象に不正乗車を集中的に取り締まって摘発された場合、追加料金10倍を徴収すると発表した。
コレイル旅客運送約款によると、不正乗車に摘発されれば乗車区間の基準運賃料金とその基準運賃の10倍に相当する荷重を払わなければならない。

しかし、コレイルが、2月15日から1カ月間通勤・出張時に列車を利用する従業員を対象としたコレイル内部監査を行った結果、KTX特室を無賃乗車した従業員20人が摘発された。
コレイルは毎年、広域鉄道輸送人員の16%ほどが無賃乗車をして頭を抱えていると明らかにしたが、肝心の内部の従業員の不正乗車もしっかり防げなかったわけだ。
これらは去る2月15日出勤と17日仕事帰りにKTX特室に乗車していたことが明らかになった。

今回の監査では、従業員の特室利用しているかどうかと列車内立席顧客が発生したときの従業員が座席を占めているかどうかなどを重点的に調べた。
監査期間、湖南線では違反事例が摘発されなかったが、京釜線ソウル駅と大田駅区間では特室利用が多かったことが分かった。大田にはコレイル本社が位置している。

これとは別に、国民権益委員会のチェックでもコレイル職員9人が去る2月1日出勤しながらKTX特室を無賃乗車したことが分かった。
コレイル内規によると、従業員は、通勤・出張時にKTXに無料で乗車することは可能であるが、特室利用は不可能である。

コレイルは特室を利用していた従業員29人に警告・注意の措置に加えて付加運賃を追徴した。
無賃乗車を取り締まる必要が従業員が規定に違反し、列車を無料で利用した事実が知られ、いくつかのコレイル職員の道徳不感症と概念のない不法行為に対する批判の声が高い。
これに対してコレイル関係者は「従業員が業務上の目的であるときは、簡易席や立ったままで列車を利用している」とし「今回の事案と関連して徹底した自己監査が行われており、現在では違法乗車が発生していない」と説明しした。
(引用ここまで)

 続いて、ひとつ前のITX青春の無賃乗車に対して厳しく対応をすると発表したKORAIL(韓国鉄道公社)が、内部監査をしてみたらKTXで自社社員がばんばん不正乗車していたというお話。
 ITX青春の無賃乗車はひとつ前の記事をきっかけにしてテレビで特集を組まれたりしたもので、すっかり有名になってしまったのですね。

 そこでKORAILは「これからITX青春の無賃乗車はばんばん取り締まります。追徴金も0.5倍とかじゃなくて、10倍きっちりいただきます」ってアナウンスをしたのです。
 無賃乗車できるってことがニュースで取り上げられたこともあって、それを目論む乗客(無賃乗車を目的としているのだからもはや乗客なんだかなんなんだか……)が増えるという危惧があったそうなのですよ。

 でも、そこでノーカットニュースに「取り締まるって言ってるけど、実際にはおまえらこうじゃん?」と実態をスクープされてしまったと。
 KORAILの職員はKTXに乗って通勤等できるのだけど、一般室のみ。一般室が一杯だったら立たなくてはならない。特室も利用不可。
 だけども、ほいほいと特室を使用していたと。

 特室というのは「ファーストクラス」とされていて、運賃も一般室がソウル−釜山で5万5000ウォンくらいなのに比べて8万5000ウォンくらい。
 最大の違いは座席の構成。

 [1シート 通路 2シート]という構成が特室。
 [2シート 通路 2シート]が一般室。

 きっつきつの一般車両に比べれば、特室はだいぶ楽。新幹線のグリーン席にははるかに及びませんが、まあそれなりに快適な座席なのです。
 というか一般車両がひどすぎるのですけどね。ソウル−釜山間の417キロ、3時間弱をあれで過ごすのは腰痛持ちには拷問です。

 なのでKORAIL職員の特室に乗りたいという気分は分からないでもないですが。
 どうせ「特室は高い」って敬遠されていて、すっかすかですしね。そもそもがKTXの料金体系自体が韓国人には理解できないほどに高価なもののようです。