セウォル号船体引き揚げ後の切断不可避 遺族と特調委は反発(ハンギョレ)
20日、国会農林畜産食品海洋水産委員会所属のウィ・ソンゴン議員(共に民主党)が、海洋水産部から受け取った資料によれば、3月の専門家会議で「船体整理時の作業者の安全、および未収容遺体のき損防止のために船体の切断は避けられない」と意見を集約した。資料には「船内の障害物によって船体をき損せずに進入路を確保することは困難」として「内部捜索は危険な作業であり、作業者の安全確保と追加的な遺体き損を防止するために、船体(客室部分)の切断は避けられない」と記されている。(中略)

 これに対して4・16家族協議会のチョン・ソンウク引き揚げ分科長は「セウォル号の船体整理作業入札に応じた業者の中には、セウォル号を切断しないという所もあったのに、コリアサルベージが優先交渉対象者に選ばれたことには問題がある」として「政府があらかじめ遺族の話を聞きもせず、全てを決めてから説明するなど独断的に引き揚げを進めている」と批判した。特調委関係者も「セウォル号船体引き揚げの主な目的は、完全な引き揚げを通した真相究明である以上、船体の切断には反対する」と話した。
(引用ここまで)

 今月中に引き上げ作業が本格化する予定だったセウォル号ですが、引き上げた後にどうするのかを巡ってまた「遺族会」が反対の声を上げているとのこと。
 相変わらずの最強被害者ですね。
 そもそも船体を分割することなくサルベージしろっていうのも遺族会の 要望が反映されたものでして。
 まだ発見されていない行方不明者が万が一にも流されたりしないようにってことで。

 で、今度は引き上げたら引き上げたで、切断することなく現状のまま保存して捜索をしろとのご命令。
 最終的には現状のまま保存してモニュメントにしろっていうつもりなのかもしれませんね(笑)。

 ……いや。
 (笑)とか書きましたが、本気でやらせるつもりかもしれない。
 「韓国の負の面を象徴するものだ。この船がここにあればそれをいつでも思い出せる」とかなんとか言ってくるかもしれません。
 北朝鮮の不審船であってですら地上での展示保存はなかなか難しく、紆余曲折の上で横浜の赤レンガ倉庫の近くにある海上保安資料館横浜館で展示されるようになりました。
 船の科学館で展示されているときに見にいきましたけども、あれですら全長30メートルという大きさが問題になったのですよね。

 セウォル号は全長145メートル、全幅22メートル。7000トンクラスの大型船。
 これを切断せずにサルベージするという時点で狂気の沙汰ですが、引き上げても切断するなとかもうね。
 最強被害者のみなさまからのご命令ですので、やらざるをえなくなるんだろうなぁ……。