韓経:ギャラクシーノート7自発的リコールにも…米国、サムスン叩きでアップル支援疑惑(中央日報)
アメリカ、ギャラクシーノート7使用禁止、過度のサムスン叩きへ(毎日経済/朝鮮語)

サムスン電子は2日にギャラクシーノート7の全量交換措置を発表した。1兆ウォン(約927億円)から2兆ウォンに達する予想損失にもかかわらず、消費者の信頼のために250万台全量の交換を発表してグローバルメディアから好評を受けた。

だが米国の反応は違った。4日に米国の消費者専門メディアのコンシューマーリポートは「公式リコールをしなければならない」として批判論を提起した。コンシューマーリポートは「サムスンの対応は米国消費者製品安全委員会(CPSC)が介入した公式的リコールではなかった。もしそうしていたならスマートフォンを販売するのは違法になる可能性もあった」と指摘した。また「調査員が金曜日朝に複数の代理店を訪問した結果、そのうち数カ所はまだ製品を販売していた」と伝えた。コンシューマーリポートは「もしリコール手続きを開始したとすればどのような問題であれCPSCに申告することが優先されなければならない。それでこそ申告を検討し是正措置が必要なのかを決められる」と強調した。 (中略)

  これまでCPSCは機器使用中断措置などを下す時は慎重にアプローチした。このためサムスンのギャラクシーノート7に異例的に迅速な措置をしたのはアップルのためだったのではないかとの解釈が出ている。
(引用ここまで)
米国政府機関が相次いでギャラクシーノート7に使用中止を勧告して出て、サムスン電子が危機を迎えている。

一部では、米国政府の今回の措置が「外国企業叩き」を通じた自国産業の保護を意図から始まったものではないかという観測が出てくる。 (中略)

業界でも「異例」という反応である。事案の深刻性を考慮しても、これを純粋に受け入れることは困難分析である。

iPhone 5以降、これといった革新を提示できないために、グローバルスマートフォン市場で不振を免れなくなっているアップルの米国政府の露骨な支援射撃ではないかという疑惑が提起されている。
(引用ここまで)

 中央日報日本語版の韓国経済新聞だけでなく、毎日新聞でもほとんど同じような論調が掲載されています。
 すなわち「iPhoneは競争力を失ったので、ノート7の(ささいな)発火を針小棒大に扱っている。不当な韓国叩きが繰り広げられている!」とのこと。
 他にも韓国版で同じような記事が最低ひとつはあったような気がしたのですが……。
 ともあれ、少なからず「アメリカによる自国企業の保護だ!」という意識があるようです。

 なぜ韓国メディアがこんなことを言い出したかというと、ここのところシンシアリーさんがよく言われている「剥奪された感覚」を補填するため、なのでしょうね。
 恨がたまってきて、「本来であればこんな風にはならなかったのに」となり、「私ではないどこかにこの自体を企んだ悪人が存在するのだ」となる。
 で、あっさりと陰謀論の虜になるわけですよ。

 鉄鋼についてアメリカがダンピング課税をしているように、保護貿易が拡がりつつある。
 サムスン電子はその憐れな犠牲者なのだ……と。

 これらの記者は実際にスマートフォンが爆発したシーンを見たことがないのでしょうね。
 リチウムイオン充電池は小型なのにエネルギーを内包しているので、けっこうな大騒ぎになるのですよ。
 S7の爆発動画を見てもらえれば分かりますが、かなりの熱量を排出するのです。そういえばちょっと前にモバイルバッテリーから出た煙が原因になってスカイマーク機が緊急着陸してましたね。 

 そもそも火災を出すようなスマートフォンを作るな、っていう話なのですが。

一万年の進化爆発 文明が進化を加速した
グレゴリー コクラン
日経BP社
2013-10-24