【社説】朴大統領との会談取り消した韓国野党第1党の傲慢さ
韓経:【社説】政治混沌の中で高まっていく経済のリスク要因=韓国(中央日報)
韓国の野党第1党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は14日、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に単独会談を申し入れた。直後に大統領府はこれを受け入れ、会談を行う時間も発表していた。ところが秋代表は党内や他の野党からの反発を受け、同日夜に会談の取り消しを決めた。秋代表の提案と会談の実現によって突破口が開かれるとの期待も多少はあったが、それも一気にしぼんでしまった。理由は会談を提案した側が撤回したためだ。言葉も見当たらないほど情けないことだ。(中略)

 ところがこのようなレベルの人間たちが混乱の主導権を握っているのが実情だ。今や大統領はその権威も権限も失っており、与党は解体がささやかれるほどだ。このような状況では野党第1党にそれなりのリーダーシップを期待するしかないが、彼らの頭の中には「混乱が続いてほしい」という思いしかない。これでは事態を合理的な形で解決に導くことなど到底おぼつかない。(中略)

 国民の党と正義党は秋代表が大統領との会談を発表すると同時に反発した。「なぜ共に民主党だけが大統領と会うのか」というのがその理由だ。つまりこの混乱のさなかにあっても、野党は主導権争いにばかり熱を上げているのだ。
(引用ここまで)
国政のまひ状況が長期化している。数週前から繰り返されている週末の集会がますます大きくなっているが、政治は危機を円満に解決できずにいる。(中略)

国会を中心にこの難局の出口を早期に見つける必要がある。野党ももう野党でないという認識のもと、具体的な国政正常化案を出すことを期待する。経済は一度崩れ始めれば途方もない代価を支払うことになる。
(引用ここまで)

・14日 野党の共に民主党の党首と会談 → キャンセル
・15日 検察がパク・クネを捜査予定→キャンセル

 14日の共に民主党の党首との会談は、党首であるチュ・ミエからキャンセルしたきたとのこと。
 党内、そして他の野党から「なぜパク・クネと会談するのだ」と文句を言われたのでキャンセル。韓国国内ではもはや下野しかないという認識で、それに反するような行動を起こすことは社会的なタブーと化しているのですね。
 シンシアリーさんは「パク・クネと会うだけで国民からは『おまえはウリではない』とのレッテルを貼られる」と表現されていましたね。

 野党側はこの混乱をより大きくすることで自分たちの取り分を大きくしようということしか考えていない。
 なにかあったらまず与野党で抗争。そして野党同士で内紛。伝統通りの動きです。

 でもって今日は検察がパク・クネの捜査に着手する予定だったのですが、大統領府から「まだ準備ができていないのでキャンセル」との連絡。
 さらに今日、パク・クネというか大統領府に弁護士が入って「用意に1週間ほどほしい」と言い出しているそうですよ。 
 国政停滞しまくり。

 さすがにメディアからも「そろそろ経済対策だけでもなんとかしてくれ!」という悲鳴が上がりはじめました。
 ギャラクシーノート7の爆発→リコール、ヒュンダイ自動車のストライキ、韓進海運の破綻、大宇造船の公的資金注入。不動産バブルはぱんぱんに膨れている
 第4四半期はマイナス成長も心配される中でなんの対策も出せず政局争いだけに終始
 伝統に裏打ちされた行動ですこと……。
 
伝統こそ新しい
河田 勝彦
朝日新聞出版
2009/11/6