朴大統領「国会で決めた手続きに従い大統領職退く」(聯合ニュース)
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は29日、3回目の国民向け談話を発表し、「任期短縮問題を含めた進退問題を国会の決定に任せる」と述べた。

 また、「与野党が議論し、国政の混乱と空白を最小化し、安定的に政権を委譲できる方策をつくってくれれば、その日程や法の手続きに従って大統領職から退く」と強調した。

 その上で、「もうすべてを下ろした」とし、「一日も早く韓国が混乱から脱し、本来の軌道に戻ることを望む」と述べた。

 朴大統領は冒頭で「国民に心配をかけ申し訳ない」と、自身と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告をめぐる一連の疑惑について改めて謝罪した。
(引用ここまで)

 要するにこれは国会へボールを投げたということですね。
 こうすることで弾劾決議を遅らせる。野党分裂を狙う。与党からの造反を少なくさせる。
 自身が長く国会議員だったということもあって、韓国の国会議員がどう動くかというのはよく分かっているのでしょう。

 単に「すべて下ろした」(残しているものはない、というような表現)のであれば、自ら辞任を表明すればいいわけで。
 そうしないというのはなんらかの狙いがあると考えざるを得ないのですよ。
 「反日」という箍がなければ四分五裂するのが韓国人の性というもので。それはつい最近の野党の姿を見れば理解できるでしょう。
 この性質をうまく利用しようとしている、というように読めます。

 そもそも大統領の任期は5年と憲法で決められているのです。それを国会が特別法を作って短縮するって憲法違反なんじゃ?
 ……ああ、もしかしたらここも罠かもしれませんね。
 国会に特別法を作らせて、パク・クネがそれに従って下野するように見せかけて「憲法違反である」と誰かに言わせて憲法裁判所に訴える。
 その間、大統領の地位は保全されるべきであるとして任期全うする。

 どちらにせよ辞任しない以上、そこにはなんらかの狙いがあると見るべきでしょうね。

いまの状況を加えてから読むとさらに面白みが増すなぁ……。
なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争
加藤達也
扶桑社
2016/2/2