朴氏の弾劾訴追案可決も(共同通信)
韓国与党非主流派 朴氏退陣巡る与野党合意なければ弾劾賛成へ (聯合ニュース)
 韓国の朴槿恵大統領の親友による国政介入疑惑で、与党セヌリ党の非主流派は4日の会合で、朴氏が来年4月末の退陣を受け入れても与野党協議がまとまらなければ、野党が9日採決を目指す朴氏の弾劾訴追案に賛成する方針を確認した。会合に参加した29人全員が賛成すれば可決される。朴氏は非主流派が強硬姿勢に転じたことで窮地に追い込まれた。

 セヌリ党は1日、来年4月末の退陣を朴氏に求めることで一致、朴氏と距離を置く非主流派もこれに同調していた。しかし即時退陣を求める3日の抗議集会が過去最大になったのを受け、再び弾劾推進に戻った。
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 非常時局委は弾劾訴追案の採決前まで与野党が協議を行うよう改めて促した。与野党が合意に至らなかった場合は、退陣時期に対する朴大統領の立場表明に関係なく、9日の採決に無条件で応じることで意見をまとめた。

 弾劾訴追案は野党3党(共に民主党、国民の党、正義党)が3日に発議した。野党側はセヌリ党との協議を拒否している。同案の可決には在籍議員の3分の2(200人)以上が賛成しなければならない。野党3党と無所属議員は計172人で、セヌリ党から少なくとも28人以上の賛成票が必要となるため、朴大統領と距離を置く非主流派が可決の鍵を握る。

 黄議員は「採決では賛成票を投じるという意味か」との報道陣の質問に対し「そうだ」と答えた。各議員が賛成か反対のどちらに票を投じるかは個人の権限だとしながらも「非常時局委は弾劾訴追案が可決されるよう最善を尽くす」と説明した。

 非常時局委の会議には議員29人が出席した。9日の採決で29人全員が合意通りに賛成票を投じ、野党と無所属議員の離脱がなければ弾劾訴追案は可決されることになる。
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 土曜日のろうそくデモ参加者数が最大であったということもあって、非パク派に圧力がかかりましたね。
 この韓国国民からの圧力をかわすのは難しいところでしょう。
 「弾劾のチャンスをダメにした連中」というレッテル貼りをされてしまったら、そう簡単にははがれない。韓国の国会議員の総選挙は4年半後で途中解散はないのですが、対立候補に「あのときこいつは弾劾に反対したやつだ」と言われかねない。
 鍋根性(熱しやすく冷めやすい)を自認する韓国人であってですら、今回の怒りは根深いものになっているのを感じているということでしょう。

 さらに言えば現在はパク・クネ個人と大統領府、そしてチェ・スンシルらに向かっている怒りが矛先を変えてくるかもしれない。
 現状ではまだ暴力には発展していませんが、数百万人単位の怒りが暴力に方向性を変えないなんて誰にも言い切れませんからね。
 これまで比喩で「パク・クネは高く吊される」というような話をしてきましたが、これ以上デモが長く続いたり、怒りの方向性が変わるようなことがあればなにが起こるか分かりません。
 実際に朴正煕の生家に放火されて、ネチズンは大絶賛だったのですから。
 それと同じようなことが非パク派の身に起こらないとは言い切れないのですよ。

 これで弾劾が成立したとして、新たな大統領が生まれたとしたらそれは2018年2月までの大統領なのか、それとも新たに5年間の任期を持つ大統領になるのかも不明だったりするのですけどね。

大統領を殺す国 韓国 (角川oneテーマ21)
辺 真一
角川書店
2014/3/10