韓国、前例のない鳥インフルエンザ拡散…5000万羽殺処分の予想も(中央日報)
【社説】鳥インフル殺処分数から分かる韓日の違い(朝鮮日報)
韓国国内で鳥インフルエンザが初めて発生した先月16日から今月20までに殺処分(予定含む)された鶏と鴨、ウズラは計2000万羽を超える。このような拡散速度や殺処分規模は2003年に鳥インフルエンザが韓国に初上陸して以来、類例がない。韓国国内の鶏・鴨飼育規模は今年9月基準で1億6526万羽。鳥インフルエンザ発生から1カ月余りで10分の1以上の鶏・鴨が埋却された。ソ・サンヒ忠南大獣医学科教授は「この拡散ペースなら5000万羽の殺処分も予想される」と述べた。

韓国養鶏産業が岐路に立っている。韓国で例年の行事のように冬に鳥インフルエンザが発生するのは、渡り鳥が移動しながら鳥インフルエンザを広めるからだ。中国と日本も同じだ。鳥インフルエンザが広がれば毎年感染した数千万羽の家禽類を埋却しなければいけない。この状況では毎年発生する鳥インフルエンザ問題を避けられない。根本的な対策を出すべきだという指摘が出る理由だ。養鶏産業のパラダイムを変えることだ。道は2つある。日本が歩んだ道、または中国が歩んだ道を選択しなければいけない。
(引用ここまで)
 鳥インフルエンザの感染が過去最悪の規模へと拡大する中、韓国農林畜産食品部(省に相当、以下同じ)が生きた地鶏の流通を許可していた事実が15日までに分かった。生きた地鶏はウイルス拡散の危険性が非常に高いにもかかわらず、同部はあえて流通を許可し、これが問題になると2日後に再び禁止した。今回の鳥インフルエンザはウイルスの感染力が以前よりも強く、しかもこのように国の対応があまりにもずさんなため、過去に例のないほど深刻な状況となっている。政府横断型の指揮系統が不在となっていることや、農林畜産食品部だけが対応に当たる現状への懸念も高まっている。

 今回、農林畜産食品部が生きた地鶏の流通を許可した背景には、韓国地鶏協会の圧力があったといわれている。流通が禁じられ被害が発生した地鶏農家から泣き付かれた協会が、農林畜産食品部に流通を認めるよう強く求めたようだ。もちろん農家の被害が拡大するのは心痛いが、それ以上に重要なことはウイルスの拡散を遮断することだ。ところが農林畜産食品部は畜産農家の保護という組織としての目標にとらわれ、感染拡大の阻止という国家次元の目標を見失ってしまったのだ。
(引用ここまで)

 韓国での鶏・鴨の飼育総数が1億6500万羽。
 予定を含んだ殺処分数が2000万羽を突破。
 だいたい、1/8くらいが殺処分されて鶏肉、卵が品薄になって高騰しているのだそうです。

 これが1ヶ月くらいで被害が拡大している。
 しかも、まだまだ冬本番はこれから。特に鳥インフルエンザの本場となってしまった中国から渡り鳥もまだまだくる。
 そしてインフルエンザウイルスが活発に活動できる期間はあと3ヶ月ほど残っている。
 絶望的ですね。
 記事中に「最大で5000万羽」とありますが、そこまで行ったら養鶏業の存続そのものが危ぶまれる事態です。

 そして、韓国でなぜそこまで蔓延したかというのは過去エントリですでに書いてしまったのですが、朝鮮日報のほうには恐ろしい記述がありました。
 15日の段階でもまだ生きた鶏の流通を許可していた、それも関係団体からの圧力に耐えられずにっていう。
 さんざん、「公よりもウリを優先する韓国で防疫は無理」という話をしてきましたが、ここまでくればもはやいっそ清々しいですね。
 パニック映画ではバカな行動をして被害を広げてしまうという役がいますが、まさにそれ。
 今回の感染拡大の背景にあるのは韓国社会そのものなのですよ。

 ウォッチャーにとってはウリとナムの実例を得ることができて非常に有意義なものとなってますわ。

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堤人美
講談社
2015/12/10