中国外交部 「サード問題の解決なしに韓流支持政策は負担」(KBS WORLD RADIO)
韓流ドラマが人気を集める中国で、中国政府が韓流スターのCM起用やテレビ出演を制限する「限韓令」を出しているとされることについて、中国外交部の関係者が、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の問題が解決されない限り、韓流支持は難しいとする立場を示しました。
中国外交部のアジア大洋州局参事官は20日、北京の外交部庁舎で行われた記者とのインタビューで、「中国政府は『限韓令』を出したことはない」としたうえで、「サードの問題が解決されない限り、中国としては、韓流を支持する政策を取るのは負担となる」と述べました。
これは、サードの韓国配備が、韓国と中国の文化交流にも悪影響を及ぼしかねないとする考えを示したものとみられます。
一方、店頭市場のコスダック市場に上場しているIT企業の「トゥービーソフト(TOBESOFT)」は21日、中国の国営企業から、「サードの配備を含む韓中関係における敏感な問題のため、これ以上契約を履行することはできない」として、一方的に投資契約を解消する通知を受けました。
中国政府が、サードの韓国配備を理由に、韓国企業に対して公式に報復を通知したのは初めてです。
専門家らは、国内政治が混乱しているすきに付け入って、中国が経済面で、公式に報復をしているということで、重大な問題だと指摘しています。
(引用ここまで)

 徹底してますね。
 WTO違反になる貿易の非関税障壁ではなく、文化交流を制限する。
 日欧から提訴のあった中国のレアアース輸出制限はつい最近になってから、WTO違反であったという判断が示されました。
 それを鑑みて方針を変更してきたのでしょう。

 それも韓国芸能人の起用を制限したりはしていない、と公式アナウンスで流しておく。
 だけども、「THAADミサイル配備によって中国人民は深く傷ついたのだ」という話も同時にすることで、これはTHAAD配備決定による制裁だということを理解させる。
 朝貢してくる国にはそれ以上の宝物を渡すことで歓待し、まつろわぬ国には圧力をかけ続けるという古来からのやりかたを踏襲しています。
 古くから中華システムから離脱していた日本にとってはどうということのない話でも、ごくごく最近まで中国の影響下にあった韓国にとってはそうは受け取れない。
 今回は「中国側に入ります」という恭順の意思を示したあとの裏切りですからね。中国からしてみればなおのこと「怒髪衝天」になる状況。

 そしてさらに制裁をエスカレートさせることを示唆している。
 韓流規制だけではないぞ、という脅しのターンに入ってきたというところでしょうか。
 韓国への対応はこれが最上の方法であるというお手本を、しっかりと中国が見せてくれていますね。

最近の中国本の中ではピカイチだった
赤い帝国・中国が滅びる日
福島香織
ベストセラーズ
2016/10/26