対抗措置の背景はこれだ 日本政府「反日無罪」許さず 日韓合意の道徳的優位で韓国の合意不履行を世界に発信(産経新聞)
 「徹底的にやる。道徳的に優位に立って言う」

 外務省幹部は6日、慰安婦像設置への対抗措置について、こう説明した。

 「道徳的な優位」とは、日本側が国際社会が注視する中で結んだ日韓合意に基づき、元慰安婦支援などへの10億円拠出を行っているのに対し、韓国側に事態打開に向けた動きが見られないことを指す。韓国政府が努力を約束したソウルの日本大使館前の慰安婦像は撤去されないばかりか、新たな慰安婦像設置も黙認していることで韓国政府の不誠実さが際立った。

 駐韓大使の一時帰国は約4年半ぶりとなるが、総領事館員の釜山市の行事参加見合わせは「過去に記憶がない」(日韓外交筋)というほどの異例の措置だ。(中略)

 一連の対抗措置に韓国世論が反発してくることも日本政府は織り込み済みだ。外務省幹部は「韓国世論が反発しても不快感は示さなければいけない。韓国側にメッセージを送る必要がある」と語る。

 韓国の次期大統領選では主要候補が日韓合意の見直しを求めることが予想される。そうなれば国際約束違反となり、韓国にとって日韓通貨交換(スワップ)の取り決め協議の中断など実害を被るうえ、国際的な理解も得られない−。日本政府が出した「メッセージ」は、現政権のみならず、次期政権にも向けられている。
(引用ここまで)

 ふむ。
 今回の対抗措置、どうも最初から「韓国が合意を覆してきたらここまでやる」というように決まっていたものじゃないかなと思われるのですよ。
 釜山市東区が慰安婦像の設置を黙認したのが12月30日。除幕式が31日。
 で、対抗措置が発表されたのが6日。それも菅官房長官の午前の記者会見で。期間こそ1週間ありますが、年末年始をはさんでの7日間。
 実質的には1日か2日ていどで決められたものであると考えられます。
 そのわりには措置がきっぱりとしすぎているのですよ。

 おそらく大使の一時帰国は念頭に置かれていて、在釜山領事館への慰安婦像設置であったのでそれに総領事の一時帰国もつけ足し。
 去年の8月に通貨スワップ協定の再交渉が韓国からの申し入れで再開された時点で、再交渉および協定そのものも外交カードとして組み入れられたと見るべきでしょう。

 楽韓Webでは合意の直後から「覆されることは前提で、それに対して日本政府がどう動くことができるのかがこの合意のキモなのだ」という話をしてきました。
 ……若干、「なにもできないのではないか」という恐れを抱きつつですが。
 それでもきっぱりと対抗する、という方針は最初から決まっていたのでしょうね。
 でなければ、これほどの速度での対抗措置はなかったんじゃないかなと感じます。

 安倍外交恐るべし、ですね。

今日はこれを買ってこよう。
呆れた哀れな隣人・韓国 (WAC BUNKO 248)
呉善花 / 加瀬英明
ワック
2016/12/24