不況で一攫千金狙うしかない? 宝くじやカジノ盛況=韓国(聯合ニュース)
 宝くじを主管する企画財政部の委員会は22日までに、数字選択式宝くじ「ロト」の昨年の販売量を約35億5000口と集計した。前年比9%増加し、過去最多を記録した。販売額も約3兆5500億ウォン(約3480億円)と、販売単価が2000ウォンから1000ウォンに引き下げられてからは最高となった。

 韓国で唯一、韓国人が利用できるカジノ「江原ランド」の売上高も年々増加している。2016年通期の売り上げなどはまだ発表されていないが、1〜9月の売上高は前年同期に比べ6%、当期純利益は4.5%、それぞれ増加した。通期も増収増益が見込まれる。

 射幸性の高い産業の盛況は、不況の裏返しとの見方がある。ある専門家は「賃金は増えないのに物価は上がり、庶民の経済的な苦しさが増しており、ロトや賭博を通じ比較的小さい元手で大金をつかむ夢を見るようになった」と分析した。特に宝くじやカジノは、ある程度の知識が必要な競馬や競輪に比べると単純で初心者も手を出しやすく、「大当たり」を狙う人が参入しているとする。

 500ウォンを入れて数万ウォンのぬいぐるみなどの景品を取るクレーンゲームの流行も、同じ流れといえる。クレーンゲーム専門店の数は2015年の21店から昨年11月には500店以上に増えた。

 専門家は「射幸性の高い産業の拡大と参加者の増加により、中毒者が量産される可能性が高い」と懸念する。中毒者が増えれば、社会的、経済な損失は不況以上だと指摘した。
(引用ここまで)

 調べてみると2015年の10月にも同じような記述がありました。
 その当時で宝くじ全般が前年同期比9.2%の売り上げ上昇。
 今回はロトのみですが、前年比で9%の売上高上昇を記録。

 統計として低所得であればあるほど、所得比で多くの宝くじを購入するという傾向にあることが知られています。
 また、「自分のステータスは貧しい」と感じる人間ほど宝くじを購入するということも知られています。
 格差を覆すことができずに固定されている社会の場合、宝くじや芸能界でタレントになるといった一攫千金に夢を託すことはそれほど非合理的ではないとも思うのですけどね。
 ブラジルでいえばファベーラからサッカー選手を目指すようなものですか。

 さて、韓国の社会全体で宝くじの売り上げが伸びているという事実は統計上、韓国人全体が貧困に陥りつつある……ということを意味しています。
 現状の韓国はアメリカと同じくらいに格差があり、それを覆すことができない社会になっているのでこの傾向も当然といえば当然かな。
 ま、その一方で「まだ夢を買うくらいの余裕はある」という言いかたもできるかもしれませんね。
 韓国でロトの当選金が青天井だった頃は、ロト購入に全資金を費やして人生終了なんてパターンもあったのですが。

宝くじ超当せんデータ「当たる人のルール」がわかった
女性セブン編集部
小学館
2010/11/7