スタグフレーション危機の韓国、「庶民は死んじゃう」「給料も上げて」 ネットで相次ぐ悲鳴と嘆き(ZAKZAK)
 景気後退と物価上昇が同時に発生する「スタグフレーション」の危機に、韓国経済が見舞われている。韓国統計庁が2日発表した今年1月の消費者物価指数は前年同月比2.0%増の102.43と急激に上昇した。物価上昇率が2%台となるのは2012年10月以来、4年3カ月ぶりの高い水準だ。中でも生鮮食料品の値上がりを受け、国民食ともいえるのり巻き(キムパプ)やラーメンなどファストフードの価格が約4〜7%程度上昇し、消費者の財布を直撃。ネットでは「政策目標達成で、庶民は死んじゃうよ…」との嘆き節も聞こえてくる。

「外食物価高騰、庶民の負担に」

 聯合ニュースや中央日報など大手メディアは1月の消費者物価指数について相次いでこう報じた。のり巻きの価格が前年同月比7.6%上昇となったほか、焼酎(7.6%)▽ラーメン(4.5%)▽カルビタン(4.2%)▽焼肉(3.2%)▽ちゃんぽん(3.1%)−など、消費者が気軽に楽しめる軽食分野が軒並み、大きく値を上げたからだ。(中略)

 さらに約3300万羽が殺処分となった韓国の鳥インフルエンザによる鶏卵や卵加工品の価格高騰が、外食値上げに拍車をかけたという。1月の消費者物価指数でも、卵の価格は前月比50.8%上昇した。また、他の農産品も昨年末から値上がりが続いており、白菜は11.4%、ジャガイモは26.4%それぞれ上昇したという。 (中略)

 韓国銀行(中央銀行)がまとめた1月の消費者心理指数(基準値100)は93.3と3カ月連続で悪化した。リーマンショック後の09年3月(75)に次いで低い水準だ。 (中略)

 こうした状況から、現代経済研究院は5日、韓国経済について「低成長・高物価基調に移行していく可能性がある。国内経済のスタグフレーション突入の恐れも排除できない」とする報告書をまとめた。 (中略)

 韓国銀行は中期の物価上昇率目標として2.0%を掲げている。このため、韓国のポータルサイト大手ネイバーの掲示板には、「祝!政策目標達成…おかげで、庶民は死んじゃうよ」と皮肉な書き込みがなされたほか、「給料もちょっと(物価に)合わせてあげてくれ」と切実な声もある。

 同様に「既にスタグフレーションになっている」「チェ・ギョンファン経済副首相がデフレうんぬんというが、長期低迷、失業率、物価上昇率だけ見てもぴったり答えは出ている」と、厳しい批判の声も少なくない。
(引用ここまで)

 うーん、どうなんでしょうね?
 確かに以前から「韓国ではスタグフレーションが起きるのではないか?」という危惧は2009年以降に何度か指摘されています。
 ロイターも2011年にそんな話をしていました。

 ただ、今回はちょっと違うんじゃないかなぁ……とも感じます。
 たとえば日本でも去年の秋から冬にかけて野菜の高騰はとんでもない状況でしたが、それによって「インフレが進んだ状況」になり得るのかといったらそうではない。
 一時的、あるいは季節的要因は物価上昇率に組み入れてもさほど意味がないんじゃないというのが実際だと思うのです。それが定着すればまた話は変わってくるのでしょうけども。

 ただ、不安がないわけでもない。
 というのは韓国では基本的なインフラは異様なほどに抑えられた金額になっているのですが、これを人口ボーナスが終了した状況で続けることは難しい。
 というのも、公社に対して税金の投入で収支を合わせているからです。
 韓国のSUICAに相当するTマネーカードにチャージしても、使い道が公共交通機関だけだと驚くほど減らない。1万ウォンチャージしておくだけで、けっこう移動しても2泊3日で使い果たすのが難しいほど。
 10年ほど前まで韓国では収入は増え、借金の経済成長にともなって実質的に小さくなっていくものだったのです。
 しかし、もはやそんな状況ではなくなった。
 これらの公共料金体系を是正していくだけで、かなりの物価上昇率になるのではないかなーと思うのです。

 インフレ抑制のために公共料金をいままでのように抑えていれば借金が膨らみ、それを嫌うのであればインフレが一気に加速する。
 段階的に値上げできればそれが一番だったのですが、すでに時期を逸しています。
 韓国経済の動向として不動産価格の推移の他に注目すべき点があるとしたら、公共料金ではないかと個人的には思っているのですけどね。

韓国破産 こうして反日国は、政治も経済も壊滅する
勝又壽良
アイバス出版
2017/2/28