安倍首相の対米「隷従」と韓国への「居丈高」を大前研一氏指摘(NEWSポストセブン)
 しかし、もし「和解の力」が安倍首相の外交における基本信条であるならば、韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことへの対抗措置として日本政府が駐韓大使と釜山総領事を一時帰国させるなどしたのは、矛盾しているのではないか。

 第二次世界大戦で日本はアメリカと太平洋地域で熾烈な戦いを繰り広げたが、アメリカ本土には迷惑をかけていない。一方、韓国は植民地にして本土に迷惑をかけたことは間違いない。安倍首相が「和解の力」を本当に信じているのであれば、大統領がスキャンダルで職務停止になって死ぬほど恥ずかしい思いをしている韓国に対し、10億円払ったのだから日韓合意の約束を守れ、と迫って傷口に塩を塗るのは言葉と行動が違うことになる。

 アメリカには僕のように隷従し、韓国には居丈高な態度を取る。アメリカは尊敬・信頼できるが、韓国は尊敬も信頼もできないという、ある種の「偏見」が見え隠れする。
(引用ここまで)

 これが古い、韓国を一人前の国家として認めていない人間の典型的なパターンですね。
 ちょうど昨日そんな感じのエントリを書いて、そのサンプルがその日のうちに手に入るとは。

 尊敬も信頼も互いに築き上げるものであって、日米はそうすることができたからこそオバマ大統領はその任期中に広島を訪問できた。
 そしてその返礼として安倍総理が真珠湾を訪問した。
 おととしの安倍総理のアメリカ議院演説にあったように、ギャラリーに硫黄島に上陸した兵士がいて、その横に硫黄島守備隊司令官の孫が座ることができる。
 広島訪問には反対の声もあっただろうし、真珠湾訪問に対しての問題もあったはず。でも、尊敬と信頼は確実に二カ国のベースにある。

 じゃあ、翻って韓国はどうなのか。
 安倍総理のアメリカ議院演説に韓国政府が反対表明
 世界遺産登録に際して「お互いに協力をする」と外相同士が宣言しても土壇場で手のひら返し
 国家元首は70年どころか「被害者と加害者の立場は1000年経っても変わらない」と宣言する。
 国民は日本に対して嫌がらせを繰り返し、大使館・総領事館のすぐ横に嫌がらせの像を建てる。
 原爆投下は神の懲罰と言い放ち、天皇は跪いて謝罪しろと要求し、盗んだ仏像は返さない
 こういった行動にどうしたら尊敬と信頼があるというのか。

 信頼と尊敬は相互にあってこそ成り立つものであって、片務的にそれを抱えろとかおかしな話です。
 つまり、相手側がどうであろうと信頼し、尊敬しなければならない。
 この考えかたこそが、相手を下に見ている証拠とすらいえるのに。

 大前研一氏はどうも言葉が軽いというか。なじめない人物です。

誤解されない話し方 説得力より納得力 (講談社+α新書)
梅田悟司
講談社
2010/5/20