「キャンドル」と「太極旗」の間を割った450m「非武装地帯」(イーデイリー)
「ここは『非武装地帯』のような場所ですね」

仁川延寿区で妻と一緒に25日に行われた'17回国民行動の日」キャンドル集会に参加したナム(42)さんが、ソウル鍾路区光化門広場と市中区ソウル市庁の間に横たわる空っぽの道を見て、このように述べた。南さんは続いて「南北のに分かれた悲劇の歴史を見るようで残念だ」と嘆いた。

パク・クネ大統領4周年を迎えた25日、弾劾を引用を要求する「パク・クネ政権退陣非常国民行動」(退陣行動)と棄却を要求する「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」(弾棄国)がそれぞれの集会が信号ひとつの場所の間の非武装地帯を連想させる空間が生まれた。双方の主張が鋭く対立するほど、警察は万一の事態に備えて一種の「緩衝空間」を作ったのだ。

警察はソウル地下鉄1・2号線市庁駅4番出口から東和免税店まで450mほどの往復5車線の出入りを封鎖した。警察バスを隙間なしに並べて、バス車の壁を作るという方法で空白領域を作って両側の間隔を広げた。市民らは長いバスラインの中間、成人の3人程度がどうにか通れる隙間を介してのみキャンドルと太極旗の間を行き来した。南・北の陸路で行き来することができる通路である板門店であるわけだ。 (中略)

一方、この日の太極旗集会の参加者である李(68)氏は、可燃性の液体が入っている2ℓ入りの容器2つを挙げていたために警察に逮捕された。大統領弾劾を要求して「これが国か」などが書かれたビラをまいたヤン某(69)氏は、海兵隊の軍服を着た男性に暴行を受け、病院に移送される事件が起きた。
(引用ここまで)

 Googleマップでいうとこんな感じ。

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 上の星マークが光化門広場でのろうそくデモ会場。
 下の星マークがソウル市庁広場での太極旗デモ会場。
 で、赤で囲ったかなり広い道路をデモ勢を分断するために閉鎖したと。

 一触即発だという話は以前からされていましたが、弾劾の判決が近いこともあって、抗争が激しくなってきました。
 実際にネット上の掲示板で「憲法裁判所の判事を亡き者にすればいいじゃないか」というような書き込みがあって、逮捕者が出ていたりします。

 コメントでデバイドの日本語は分断、あるいは隔絶といった感じでいくつか候補を書いていただきましたが、その中でも一番しっくりきたのは「溝」です。
 韓国における状況を表現していると思います。
 この韓国警察が作ったバスによる分断が、まんま韓国の「溝」を象徴しているようですね。

 重要なことは大統領選挙が行われ、ムン・ジェインなりアン・ヒジョンなりが大統領になってこの溝が埋まるのか、ということですが。
 大統領選挙がとっくに終わったアメリカでも、いまだにトランプ支持派と否定派が争っているように、あるいはそれ以上の抗争が生じるのかもしれません。
 なにしろすでに格差はアメリカと同等。それなのに創業した一代億万長者は存在しないという国のありかた。
 2016年はそれがさらに広がって、全体の実質所得は下落したのに上位20%は所得を伸ばしている。その一方で下位20%は平均以上に所得を落としている。
 まあ……社会的に荒れてもしょうがないかな、とは思います。
 すでに巨済島とか不穏な雰囲気だという話ですしね……。