ボランティアたちのドタキャンに頭抱える平昌五輪組織委(朝鮮日報)
 2018平昌冬季五輪組織委員会の最大の悩みは「ボランティアたちのノーショー(約束のドタキャン)防止」だ。最近韓国で開催された国際大会で、ボランティアの大多数が大会の途中に現れないケースが多かったためだ。ボランティアの離脱が多くなると、大会の運営にも支障を来してしまう。

 「ノーショー」が占める割合は、特に若者の間で高い。2015光州夏季ユニバーシアード大会のボランティア担当者は「20代のボランティアのうち当日現場にやって来なかった割合は30%に上った」と話す。このため当時の組織委は、初めから20代のボランティアを実際に必要な人員よりも20%多く選抜した。特に韓国は、他の国よりも若いボランティアたちの占める割合が高いだけに「ノーショー」がより大きな問題となる。

 この代案として、シルバーボランティアたちの積極的な参加を呼び掛ける声が高まっている。専門家たちは「現在の韓国社会の50−60代は、高学歴で強い責任感を兼ね備えている人々が多い。こういった層に呼び掛ければ平昌でも活躍してくれるはず」と期待を込める。2015光州大会で50代以上のボランティアに占めるノーショーの割合は10%にとどまった。
(引用ここまで)

 テスト大会もそれなりに行われていますが、韓国国内では驚くほどに盛り上がっていない。
 去年の春、済州島のついでにちらとソウルに行ったときに平昌オリンピック関連のものを探したのですが、見つかったのは(セウォル号遺族会に占拠されている)光化門広場の横にあるKTテレコムのこの広告だけ。



 ちなみにこの1月に行ったときには撤去されていて、ビルの裏手に貼られていました(笑)。

 その他にも公式マスコットが空港やソウル駅には展示されていましたが、目に見える範囲での展示物はそれくらいのものでしたねぇ。



 「本当に1年後にオリンピックが開催されるのかねぇ……」というイメージ。
 今回はついでではなく、けっこう意識して探していたのですけども。
 ソウルは平昌から遠く離れた場所なので盛り上がらなくても当然かな、という気もしますが。

 前に書いたように平昌は韓国最後のフロンティア。
 今回のオリンピックでようやくインフラが整うという地域。開催時は開通するとされている高速鉄道もまだ通っていない。
 四大陸フィギュアのレポートにあったように仁川から狂ったように飛ばすバスで3時間半。
 ちなみに平昌はさらにもうちょっと先。

 地元の人間にとってもアクセスが問題になるレベルですわ。
 ソウルからだったらなおのこと。
 韓国で予約を直前でキャンセルする「ノーショウ」が話題になったことがあるのですが、今回のボランティアもそうではないかという話なのです……。
 さすがにあそこに集合しろ、というのは辛い気がします。

 もうちょっとアクセスなりボランティアの待遇を考えるなりしないと厳しいんじゃないの……というのは本音でしょうね。
 四大陸フィギュアのレポートによればボランティアのクオリティもぐだぐだだったそうですし、そのあたりもなんとかして欲しいものです。

幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア (河出文庫)
田中優
河出書房新社
2017/1/10