[韓国大統領罷免]どうなる韓日慰安婦合意 次期大統領選の争点に(聯合ニュース)
 韓国憲法裁判所が10日、朴槿恵(パク・クネ)氏の大統領罷免を認める決定を言い渡したことにより、朴政権の外交的成果だった韓日慰安婦合意の行方にも関心が高まっている。

 前倒しで実施される大統領選の有力候補の多くが韓日慰安婦合意に問題があると異口同音に主張しているためだ。 (中略)

 次期大統領選の有力候補のうち、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表(全面無効)と李在明(イ・ジェミョン)城南市長(全面再検討)、第2野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)前代表(破棄)、保守系「正しい政党」の劉承ミン(ユ・スンミン)国会議員(再交渉)などが慰安婦合意に反対を表明しており、次期大統領選の重要な争点の一つになるとみられる。

 しかし慰安婦合意を破棄した場合、国際的な信頼を損ない、韓日関係を決定的に悪化させる可能性などを危惧する声も大きい。特にこのほど自民党の党則改正により安倍政権が最長で21年まで政権を担当できる道が開けたことで、韓国の合意破棄は韓日関係の取り返しのつかない破局につながるとの懸念もある。

 現在慰安婦合意に反対している大統領候補も、選挙を経て実際に政権を握れば外交的現実論を直視するとの見解が多数派だ。

 しかし釜山の少女像を理由に駐韓大使を2カ月以上帰任させないなど、むしろ被害者であるかのように行動する日本の態度が韓国の世論を深刻に悪化させる場合、韓国の新政府発足後に再交渉論が強く提起される可能性も排除できない。
(引用ここまで)

 どうも韓国人が根本的に勘違いしていることがあるようなのですよ。
 「慰安婦合意を再交渉するように要求すれば日本が困るだろう」と考えている節があるぽいのですよね。
 だから「再交渉をテーブルに乗せないようにするために、日本は努力をするだろう」=「再交渉を外交カードとして使えるはずだ」というように思い込んでいるようなのです。
 もっと言うのであれば「慰安婦合意を再交渉のテーブルに乗せれば、かつてのように膝を屈してくるに違いない」と考えている節がある。

 日本政府は困らない。
 いや、困ったふりくらいはするかもしれませんが。
 むしろ、その世話役をしたアメリカが困惑するでしょうね。
 なぜなら慰安婦合意はもうすでに終わった外交課題ですから。
 日本がやることは慰安婦合意に基づく義務の履行を求めることだけです。

 釜山の慰安婦像撤去を求めて大使の一時帰国という措置を執ったのは、韓国の次期政権に対して「一歩も引く予定はない」という示威行為でもあったのですが。
 まったく理解していないっぽいなぁ……。

 あと「選挙を経て実際に政権を握れば外交的現実論を直視するとの見解が多数派だ」とかありますが。
 断言しますが、それはない。
 言論の過激さを背景にして当選した人物がそれをやってしまうと、一気に指示を失ってレイムダック化してしまうのです。
 そもそもその考えかた自体が正常性バイアスであって、トランプを見ればどうであったか理解できそうなもんですけどね(ということを前にも書きましたね、たぶん)。

一生お金に困らない人 死ぬまでお金に困る人
中嶋よしふみ
大和書房
2016/9/23