「米国に韓米FTAは災難」トランプ大統領の主張は間違い(中央日報)
「米国にとって韓米自由貿易協定(FTA)は災難だった(South Korean deal is a disaster for us)」。

トランプ米大統領は候補時代だった昨年8月に米デトロイトでの演説でこのように話した。 「米国で雇用が減少(job−killing trade deal)」する原因として韓米FTAを名指ししたのだ。15日に韓米FTA5周年を迎えトランプ大統領の主張をファクトチェックしてみた。 (中略)

また、トランプ大統領は韓米FTAを「韓国にだけ有利な協約(broken promise)」と主張する。両国が相手国に輸出した金額の絶対値だけ見て言う言葉だ。韓国の対米輸出は2011年の562億ドルから2016年には665億ドルで18.3%増加した。これに対し2011年に434億ドルだった米国の対韓輸出額は2016年に422億ドルで大差ない。

だが両国が5年間に他の国からも輸入した総輸入規模を考慮すると状況は変わる。この期間に韓国の総輸入額は5244億ドルから4062億ドルに22.5%減少した。全輸入額が大きく減る間に米国製品はそのまま輸入していたという意味だ。
(引用ここまで)

 いやいやいや。
 輸入総額が下がっているのは世界的な原油価格の下落が原因でしょうが。
 2011年といえばWTIの原油価格が80後半から100ドル圏内で高止まりしていた頃。
 それに比べて去年は30ドル台半ばから40ドル台後半ってところですかね。ざっくり半分以下の価格になっているのが最大の原因ですわ。
 それをあたかも「全体の輸入量は激減けども、韓国のたゆまない努力によって、アメリカからの輸入は平均以下の減少で済んだのだ」みたいな話に飾り立てようとしている。
 無理筋ですよね。

 韓国自身も米韓FTAが失敗であると理解している部分があるからこそこんなお為ごかしが言えるのでしょう。
 米韓FTAのなにが失敗って、自由貿易協定を結んでおきながら為替操作を行い続ける国が相手国だったってこと。
 それをやられたらFTAは一方的な狩り場と化しますわ。
 アメリカであれほどTPPに対してアレルギーがあり、トランプがなによりもはじめにTPPを潰したのはそのトラウマがあるから。
 オバマの任期中にも「米韓FTAは失敗だ」って声は強くあって、TPPを潰したのは韓国であるともいえるのです。
 少なくとも過言ではない。

 パク・クネとオバマの米韓首脳会談での共同ステートメントで為替操作についての文章を入れさせようとしたのは、そういう経緯があるからだったのですね。
 おそらく4月には次のBHC改正法の報告書が出ますが、韓国を為替操作国に認定する可能性はかなり高いんじゃないでしょうかね。