【取材日記】朴前大統領の足跡だから無条件に消す?(中央日報)
罷免された朴槿恵(パク・クネ)前大統領の親筆揮毫石碑をめぐり世宗(セジョン)特別自治市周辺では論争が起きている。石碑は2015年7月と2016年1月、それぞれ世宗市庁舎と大統領記録館(世宗市所在)に設置された。

世宗市民は「憲法をじゅうりんした朴前大統領の石碑をそのまま置くこと自体が市民を冒とくすることだ」とし「恥ずかしい歴史の跡は消さなければいけない」と主張する。

罷免の前にも朴前大統領と関係があるものを消そうという動きはあった。昨年12月には慶尚北道亀尾(クミ)にある朴正熙(パク・ジョンヒ)前大統領の生家が放火にあった。朴前大統領の蔚山大王岩(デワンアム)公園訪問(昨年7月)を記念して設置された案内板の朴前大統領の写真を誰かが毀損すると、蔚山東区は案内板を撤去した。

功過論争がある政治家の足跡を消す事例は海外にもある。昨年1月に中国河南省開封で毛沢東の銅像が完工を控えて撤去された。毛沢東が発動した「大躍進運動」の最大被害地域が河南省だったという理由のためだった。

しかし恥ずかしい歴史という理由でなくすべきかどうかは冷静に考えてみる必要がある。ソウル鍾路区橋北洞(キョブクドン)の独立門に刻まれた「独立門」の文字は親日派の李完用(イ・ワンヨン)の親筆だ。ソウル松坡区(ソンパグ)にある三田渡碑(史跡101号)は丙子胡乱当時に仁祖が南漢山城(ナムハンサンソン)で降伏したことを記念するために清の太宗が設置した石碑だ。恥ずかしい過去を消すのなら、こういうものからなくさなければいけない。 (中略)

行政首都の移転と世宗市誕生の過程で朴前大統領のポピュリズム的な姿が論議を呼んだりもした。在任の4年間に朴前大統領の不適切な行為が国民の胸に残した傷は到底言い表すことができない。実際、憲法裁判所は10日、「(朴前大統領の)憲法と法律に背く行為は在任期間全般にわたってあった」と指摘した。

だからといって「正しい過去」だけを残して「過ちの過去」を消してもかまわないのだろうか。記録がなければ歴史もなく未来もないだろう。
(引用ここまで)

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 恥ずかしい歴史は覆い隠そうってことですね。
 パク・クネは多くの韓国国民にとってウリ、もしくはウリの象徴ではなくなった。
 ありとあらゆる足跡を削り取り、存在そのものをなかったものにしたい。

 記事中にあるように「パク・クネ大統領がお歩きになった公園」という表記はすでに破棄。朴正熙の生家には放火。パク・クネ本人の生家跡には「ここがパク・クネの生家である」という看板が撤去されて囚人服姿のコラ画像看板が掲示される

 であれば、この揮毫石碑も撤去されるべきだろう、というのは韓国人の考えかたなのでしょう。
 特にその周辺住民にとっては「あっちは撤去されたのに、こっちはそのまま?」という気分にもなりますわな。
 記事中には「三田渡碑も消すつもりか?」みたいに書かれていますが、実際に何度も毀損されているのですよ。碑文ももうあるんだかないんだか分からないレベルで掠れてる。韓国の文化財の扱い方が常にそうだろって話もありますが。

 パク・クネに多少でも関わったものは人物であろうと、こういった物であろうとすべて悪という勢いですねぇ……。

いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編
安藤 達朗 / 佐藤 優 / 山岸 良二
東洋経済新報社
2016/3/30