セウォル号、水面から13mへの引き揚げ、今日の午後または夜完了(聯合ニュース・朝鮮語)
セウォル号を水面上13mまで引き上げる作業が当初の予想よりも遅くなると思われる。

当初この作業は、23日午前11時までに完了することが予想されたが、この日の午後遅くまたは夕方にまでに完了すると修正された。

海洋水産部は23日午前10時現在の高さ22mのセウォル号船体を海底面から24.4mまで引き揚げたと述べた。
(引用ここまで)

seworu170323

 このイラストが分かりやすいので聯合ニュースの記事を選んでみました。

 去年の4月頃に想定されていた技術をそのまま使っているようですね。
 船体の下にビームと呼ばれるいかだのようなものを敷き、それを左右両方からクレーンで引き上げる。左右のクレーンの動きをシンクロさせるために引き上げににだいぶ時間がかかるそうです。
 そのためにスケジュールは遅れ気味の模様。
 まあ、7000トンクラスの船をこんな風にして引き揚げるなんてこと自体が世界でもはじめてのチャレンジでしょうからねぇ……。
 当初は一切の傷をつけないということだったのですが、ビームに固定するために船体に穴を開けてワイヤーを通しているそうです。

 23日14時現在で水面から6メートルのところまで上昇させたとのこと。
 夕方にかけて水面から13メートルまで引き上げ、半分ちょっとが水上に出た状態で、数日かけて木浦(モッポ)港に曳航していく。
 そこからさらに陸揚げさせて、船体を切断する……とのことですが。

 さて、陸揚げさせてから船体に傷をつけることに反対しているセウォル号遺族会がどのような妨害活動に出るのか。
 ろうそくデモからこっち、セウォル号について世間の関心も薄れていたのですがこの引き揚げ作業は韓国のほぼすべてのチャンネルで中継されている状況。
 ここで面目躍如とばかりに大暴れしてほしいものですが。

水中考古学 クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで (中公新書)
井上たかひこ
中央公論新社
2015/10/25