朴前大統領の逮捕状発付是非 決定は31日未明か(聯合ニュース)
韓国大統領選 最大野党の初の予備選で文氏が圧勝(聯合ニュース)
ソウル中央地裁が収賄などの容疑で逮捕状が請求された朴槿恵(パク・クネ)前大統領の令状審査を30日午前10時半から行うと決めたことにより、朴氏が逮捕されるかどうかは30日深夜から31日未明ごろ決まる見通しになった。

 法曹界などによると、逮捕状発付の是非をめぐる令状審査は容疑者が立ち会って立場を明らかにするが、当事者が外部に露出することを望まないか、裁判所が質問を行う必要がないと判断すれば審査を行わない場合もあり、朴氏が出席するかは不明だ。

 朴氏が審査に出席すれば、弁護士の立ち会いの下、質問を受けることになる。容疑を否認しているだけに、長い時間を要すことが予想される。 (中略)

 記録が膨大な上、容疑が多岐にわたり、検察と弁護団の激しい意見対立が予想されることから裁判長の記録検討には相当な時間がかかる見通しだ。

 李被告の逮捕は審査開始から19時間後の翌日午前5時半ごろ決定した。

 そのため法曹界では31日未明に朴氏逮捕の是非が決定されるとの観測が出ている。
(引用ここまで)
5月9日に実施される韓国大統領選の公認候補選びに向け、最大野党「共に民主党」が27日に全羅道で行った初の地域別の予備選で、文在寅(ムン・ジェイン)前代表が60.2%を得票して圧勝した。

 安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事は20.0%、李在明(イ・ジェミョン)城南市長は19.4%を得票した。
(引用ここまで)

 ふたつの「やっぱりな」、もしくは「知ってた」をお送りします(笑)。
 まず、パク・クネに対して逮捕状請求が行われました。
 パク・クネの逮捕は太極旗デモ=保守派を除いた国民の多くが望むものになっているのですね。
 たとえ罪状が本当に逮捕しなければならないものかどうか怪しくても、検察は逮捕状請求を行い、裁判所はそれを認めなければならない。

 サムスン電子副会長であるイ・ジェヨンに対して逮捕状請求が行われ、裁判所から棄却された際には担当裁判官に対して「あいつの息子はサムスン電子に就職したそうだ」だのなんだののデマが流れました。
 なお、担当裁判官には息子はいなかったというオチ。

 2度目の逮捕状請求では逮捕が認められて、韓国全土が歓声を上げたと言っても過言ではなかった状況になりました。
 ニュースのユーザーコメントでは「裁判官、よくやった!」と喝采されていましたね。
 それとまったく同じ構造がパク・クネへの逮捕状請求でも見えています。
 この逮捕状請求を棄却できるような胆力のある裁判官はいないでしょうね。
 憲法裁判所の判事が8-0というパーフェクトゲームで弾劾を成立させたように、です。

 もうひとつの「やっぱりな」はムン・ジェインの大統領予備選挙の圧勝。
 ムン・ジェインは得票率60%オーバー。保守派の指示を集めているアン・ヒジョンは20.0%。「日本は敵性国」発言で知られるイ・ジェミョンは19.4%。
 まあ、予備選挙は党内選挙ですからね。こうなって当然。
 よほどなにかイレギュラーな事柄が起きないかぎりは党公認の大統領候補となり、5月9日には大統領に就任し、「新しい韓国」が誕生するでしょう。

 ムン・ジェインの就任で日韓関係の悪化を懸念するニュースが出るでしょうが、その悪化は「良好な悪化」なので心配することもないのですよ。
 そもそも日韓関係が悪化したからってなにが起こるというわけでもなし。

SAPIO (サピオ) 2017年 4月号 [雑誌]
SAPIO編集部
小学館
2017/03/04