韓国民主党「李俊揆駐日韓国大使の妄言、日本に帰化したのか」(中央日報)
共に民主党の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が李俊揆(イ・ジュンギュ)駐日韓国大使に「軽挙妄動するな」と強く批判した。

朴報道官は26日午後、記者会見で「李大使の越権外交が度を越している」として前日の朝日新聞とのインタビューで「どんな政権が発足しても、韓日の合意を守ることが正しい選択」と述べた李大使を批判した。

彼は「19日、東京新聞とのインタビューでも同じ趣旨の発言で国民的公憤を買い、わずか一週間も経たないうちに再び韓日合意を守らなければならないと主張している」とした。

彼は「李大使の妄言はここで終わらなかった」とし、「(李大使が)韓日合意をめぐって『韓日関係を発展させる重要な基盤』と評価するかと思えば、釜山(プサン)の少女像をめぐっては『国際礼譲の面で移転しなければならない』と主張したりもした」と説明した。

彼は「最近、韓日合意に怒った高校生が相次いで平和の少女像建設運動に乗り出している」として「勉強にまい進するにも時間が足りない生徒も正しい歴史観を持って直接の行動に出ているのに、李大使は日本に帰化でもしたということか。韓日合意は法的拘束力のない政治的合意に過ぎない」と指摘した。

引き続き「現在、韓国は大統領の罷免で政府は過渡期の状態」とし「次期政府の発足までまだ1カ月半も残っていない。軽挙妄動するな」と付け加えた。
(引用ここまで)

 ちと次期政権における慰安婦合意の取り扱いについての考察など。
 慰安婦合意を撤回せよ、もしくは再交渉せよっていうのは合意の成立時から野党側では延々と言っていた話なのですが。
 もちろん、これは与党への攻撃材料としてのそれであったわけですよ。
 2017年末に選挙、来年2月に就任という通常の形で政権交代が行われたのであれば、「国家間の約束であって云々」って言い訳をして慰安婦合意を継続することになったと思うのですね。
 これまで政権交代時のちゃぶ台返しは主として内政面で行われてきましたから。
 なんらかの「反日が必要な場面」で取り出して……というような形で使うのかな、と考えていました。

 ところが今回の政権交代は「パク・クネ政権の行ったことはすべて覆す」が前提となっているのです。
 パク・クネが触れたものは穢れたものであり、指揮した政策はすべて誤りであるというのが前提。
 政権を執ることはできないでしょうが、セヌリ党が「韓国自由党」と党名変更したのも、その一環ですね。
 なので、慰安婦合意もGSOMIAもTHAADミサイル配備もやり直しが必要になるのです。

 与党の大統領候補ですら「慰安婦合意は破棄する」って言い出したのは、その前提があるためなのですね。
 外交にまま必要となる曖昧な態度は許されません。
 正義か悪かだけで判断し、悪となればギロチンにかけなければならない。反革命勢力はギロチンだといにしえから決まっていますよね。
 というわけで、慰安婦合意は覆されることになるのです。
 ま、実際に政権を執る段になってアメリカとのホットラインが結ばれたときにどうなるかというのはまだ分かりませんけどね。
 あと「慰安婦合意を覆す」というのは韓国国内事情なので、日本にとっては関与できない部分ですね。
 こちらからは「合意履行を速やかに求めます」って言うだけ、ですね。

 しかし、共に民主党にしろムン・ジェインにしろ、もはや政権与党やら大統領になった気満々ですね。
 ムン・ジェインはトランプに祝電送っちゃうし、その政策ブレインは現政権に対して「なにもするな」って厳命する
 そして報道官が政府から送られた大使に「黙れ!」と言い放つ。

 なんでたかが一政党の広報責任者ごときが「報道官」なんだろ。官職なの?

韓国は裏切る(新潮新書)
室谷克実
新潮社
2016/4/16