[単独]自営業ローン史上初の500兆ウォン突破(ハンギョレ・朝鮮語)
自営業ローンが昨年末520兆ウォン台に最初の500兆ウォンを越え、史上最大値を記録したことが確認された。最近、韓国銀行で公式発表した数値より約40兆ウォンほど多数である。現行の統計方法では企業の融資に入る自営業ローンは家計負債の増加速度を大きく上回る。景気低迷で雇用市場で押し出されたこれらの負債を出して生計型自営業者に押し寄せるうえ市中金利も上昇期に入り、自営業ローンの不良の危険性が高まっている。

28日<ハンギョレ>がキム・ジョンミンと共に民主党議員を通じて格付け会社である韓国信用情報(ナイス)から受け取った2012〜2016年分の自営業ローンの現況資料を見ると、昨年末基準自営業ローン総額は520兆1419億ウォンに達すると集計された。前年度より12.2%、57兆ウォン近く増えた規模だ。自営業者への融資総額が、実際の金融界で調査された資料が公開されるのは今回が初めてだ。

自営業ローン総額は2012年以来、4年間46.7%増えて全体家計負債の(家計信用)の増加率39.5%を大きく上回った。 (中略)

ナイス集計は自営業者が事業者登録証を根拠に事業運営等書き敵を受けた個人事業者ローン328兆8099億ウォンに、この融資を受けて行った自営業者が出したすべての個人向け融資191兆3320億ウォンを加えた数値だ。通常、個人事業者ローンが中小企業の融資に分類されるため、家計貸出統計が自営業ローンのリスクを適切に包括していないという批判が絶えなかった。
(引用ここまで)

 昨年末までの家計負債は1344兆3000億ウォン(今日のレートで約133兆円)でした。
 そして去年の韓国のGDPが推計値ですが1613兆ウォン。
 デッドヒートを繰り広げてはいますが、さすがにまだ家計負債がGDPを超えることはないと思われていたのですが。
 ここに「隠れ家計負債」とも呼べる自営業者の負債があるのでした。

 韓国ではサラリーマンの多くが早ければ40代半ば、遅くても50代早々には「名誉退職」を強いられます。
 しかし、年金支払いは60歳から(さらに段階的に65歳まで延長作業中。67歳になるとの話も)となっているので、その間はなんらかの職に就かなければならないのです。短くても5〜6年。長ければ10数年間も。
 そもそも年金なんて存在しないという層もけっこうな人数だったりします。  しかし、高齢者向けの職はほとんどの場合で大幅に給料の下がるパートタイムの仕事しか存在せず、人に使われることを嫌う韓国人は「一国一城の主」として自営業に転じます。
 かつてはPC房(ネカフェ)、ノレバン(カラオケ)やチキン屋くらいの選択肢しかなかったのですが、カフェ、コンビニといったフランチャイズ店の展開も増えているとのこと。
 ま、やりたくてやっているわけではないのですが。

 なにしろ、1日の労働時間は13時間
 平均負債額は約1億ウォン
 まともな人間ならやっちゃいられないような状況。

 で、1年半前にはその自営業者の負債総額は230兆ウォンとされていました
 半年前は250兆ウォンという話でした。

 引用部分の最後の一段落を見ると、その数字が328兆ウォンに増えた……ということなのでしょうね、おそらく。ただ、韓国の場合は「自営業を行っている個人への融資は事業用資金」ってやっている可能性もあるので、520兆ウォンである可能性も充分にあるのですが。
 この自営業者への融資総額を家計負債総額に加えると、328兆ウォンであれば家計負債と合わせて1672兆ウォン。この時点でGDP超え。
 520兆ウォンがまるまる合算されるのであれば、1864兆ウォンとGDPを10%以上ぶっちぎり。
 ……本当に回収可能な債権なんでしょうかね、これ。

勝てる! 不動産投資コンプリートガイド
柳田武道
幻冬舎メディアコンサルティング
2017/2/19