【時視各角】ろうそく革命の副作用が心配だ(中央日報)
我々が注目するべきことは革命後の状況だ。フランス大革命がそうであったようにロシア革命勢力も正義と民主主義を前面に出した。しかし巨悪打倒に成功した革命の主体は自らの成就に陶酔し、自分たちは無条件に正しいという独善に陥りやすい。ロシア革命もレーニン主導のボルシェビキ独裁につながった。

激変を経て執権した勢力は過去の政権の作品なら無条件に否定するのが常だ。こうした弊害は民主主義の花が咲いた米国でも頻繁に起こる。今でもトランプ大統領は前任者のオバマ前大統領が推進した事案ならすべて覆そうとする。メディアで「ABO」(Anything but Obama=オバマでなければよい)という言葉がよく登場するほどだ。

このような過去否定の風潮は構造的に韓国がはるかに激しくなるしかない。5年単任制という短い任期内に印象的な政治功績を残すために、新政権は以前の政権との差別性を強調しようとする。この場合、例外なく過去の政権の政策を低く評価したり、黙ってつぶしてしまう。特に朴前大統領は弾劾されただけに、新政権では「朴槿恵」という札がついた政策はすべて手を加えられる可能性が高い。

世の中に絶対善はない。絶対に変えてはいけない政策も存在しない。ただ心配されるのは、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備、韓日慰安婦合意など敏感な懸案が合理的な検討ではなく朴槿恵前大統領の作品という理由ですべてゴミ箱に押し込まれる状況だ。特別な理由がない限り新政権は以前の政権が外国と結んだ約束を守るのが原則だ。そうしてこそ外国政府も「政権が交代すればなくなるかもしれない」という心配なく韓国を信じて対応するだろう。
(引用ここまで)

 すでに「ろうそく革命」が正式名称なのですね(笑)。
 制度の変更があったわけでもないのに。
 実際に韓国の大統領は「皇帝」とされるほどに権力が集中している状態なので「革命」という部分がなきにしもあらず、ではあるのですが。

 ま、すでに野党側は革命を成し遂げた新たな権力者として振る舞っていますよね。
 野党の国会議員が官僚に対して報復人事を宣言し、次期大統領の政策ブレーンは現行政府に「もうなにもするな」と脅しをかける。
 駐日韓国大使の政府見解を肯定するという当たり前の行為に対して、たかが一政党のスポークスマンが激昂して「おまえは日本に帰化でもしたのか!」だの「軽々しい発言を慎め」とか批判する。
 セヌリ党(当時)の非パク派議員は現在の大統領代行(首相)に対して、「ろうそくに燃やされて死にたいのか」って言い放っていましたっけ。

 もはや彼らは自らが絶対の正義であり、ろうそく革命によって選ばれた権力者なのですよ。
 昨日の駐日韓国大使への発言に対するエントリでも書きましたが、パク・クネ政権で行われた政策はすべて穢れているのです。
 なので祓わなければならない。
 それが易姓革命を行う韓国の習いであり、今回はそれがより重度に出るのであるという話をしています。

 このコラムでは慰安婦合意とTHAAD配備について覆されるのではないかと憂慮していますが。
 慰安婦合意については対日外交政策ブレインはホサカ・ユウジ教授で「慰安婦合意はいくらでも再協議可能」と発言済み。
 THAADミサイル配備に関してはムン・ジェイン自らが「私にはTHAAD配備を外交的に解決し、安保と国益を独自に守る腹案がある」とか言い出しちゃう。
「  もはや政権交代したら両方とも覆すこと前提。

 これ以降の政権が変わった際にはすべての約束事が再協議になるという認識が広まれば、国際的に疎まれる存在にしかなりませんね。
 でもまあ、それこそが「ろうそく革命を成就させた韓国人の民心」というものなのですから、しかたないですよねー(棒読み)。

世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史
スティーブン・ジョンソン
朝日新聞出版
2016/8/5