「対馬は韓国領」 昌原市議会が政府支援を要請(朝鮮日報)
 慶尚南道昌原の市議会は30日、第65期・第3回本会議で、鄭双鶴(チョン・サンハク)市議会議員が発議した「『対馬の日』の行事に政府支援を求める建議案」を採択したと発表した。

 これにより昌原市議会は、首相をはじめ国会議長、行政自治部(省に相当)長官、企画財政部長官、外交部長官、各政党の代表に建議の内容を送る計画だ。

 昌原市議会(旧・馬山市議会)は「2005年3月18日に、対馬が韓国領であることを内外に宣言し、対馬に対する領有権の確保を目的として昌原の『対馬の日』条例を制定した。その後12年間、中央政府の無関心の中で毎年『対馬の日』(6月19日)の行事を開いてきているので、中央政府の関心と支援を求めようと思う」と建議案を採択した。

 市議会側は特に「05年3月18日の『対馬の日』条例制定当時、意識ある多くの韓国国民からの熱い呼応を全国的に受けたが、12年が経過する中、地方自治体レベルの行事には限界を感じている。日本の場合、島根県の『竹島の日を定める条例』による『竹島の日』(2月22日)の行事には、中央政府レベルの全幅の支持と支援によって、活発に行事が進められているが、韓国の場合、外交的摩擦を恐れて中央政府レベルの支援は皆無なのが実情」と説明した。

 市議会は「対馬に対する正しい歴史認識に基づき、領有権確保のための『対馬の日』行事に、中央政府の全幅の支持と支援を求める。対馬には、韓国人の祖先の息吹が随所に眠っており、単なる日本の地ではなく、韓国の歴史と文化が溶け込んでいる韓国の故地」と指摘した。

 また「昌原市議会は、対馬についての体系的な研究と資料収集、成長する未来世代に、いつか取り戻すべき韓国の故地であることを刻み込めるような、汎(はん)国家的レベルの関心を傾けることを求める。対馬に対する歴史考証と資料収集、研究のため、政府レベルの組織と予算支援を樹立し、後押しすることを強く望む」と強調した。
(引用ここまで)

 この「テマド(対馬島)は韓国の領土」という妄言、けっこう韓国人にとってはヒットしている話のようです。
 応永の外寇で対馬に侵攻したことや、李氏朝鮮に朝貢していたことを根拠とすることが多いようですね。
 朝貢が領土の根拠になるんだったら、朝鮮半島は20世紀初頭のごくわずかな期間を除いて中国の領土だったことになるのですが、そのあたりの都合の悪い話は無視。
 対馬の仏像盗難についても「どうせ対馬は我々の領土だ」なんてコメントがつくことがよくあります。

 この「対馬は韓国領土」という話、もっと韓国で広まらないかと考えています。現在は公式なものではこの昌原市議会が「対馬島の日」というのを作っているだけなのですが。
 むしろ、昌原市だけでなく記事にあるように韓国政府がアナウンスしてくれないものかと。
 そうすることで日韓の対立の構造を、より分かりやすく世界に示すことができるのです。
 「韓国は領土的野望を持って、力による現状変更を目論んでいる」という、国家間最大の対立事由を見せることができるのですけどねー。
 だからこそ、これまでの韓国政府はこの話に乗らなかったのでしょうけども。

 さてノ・ムヒョンは2006年に日本政府が竹島沖へ測量船を派遣した際に、撃沈命令を出す寸前まで行った……とされています。
 実際に「特別談話を読み上げる」という話があり、当初はこれが宣戦布告かそれに近い宣言になるのでは、とまで噂されていたのです。
 アメリカも同時期に「韓国が狂った行動に出るのでは」という懸念を抱いていたことがWikiLeaksによってすっぱ抜かれています。
 特別談話については韓国ウォッチャーが固唾を飲んで見守っていたのですが、一般的な面白みのないものに差し替えられました。

 あくまでも歴史のIFであり、実際にはどうであったかは不明ではありますが。
 ムン・ジェインはそのノ・ムヒョン政権の政策ブレーンであった人物なのですよ。
 ノ・ムヒョンの系譜を継ぐ人物である、ということからいろいろと期待しているのです。

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佐藤優
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2015/4/10