サムスングループ、リストラで前年比1万2669人減(朝鮮日報)
 昨年の10大企業グループ社員数は63万1574人で、2015年の64万5584人に比べ1万4000人(2.2%)減少した。過去最悪の就職難において就職活動中の学生が最も多く志望している主要大企業の雇用が減っていることが確認されたものだ。また、社員の平均年間給与も8041万ウォン(約800万円)で、2015年の8203万ウォン(約817万円)より2%減少した。財界専門ポータルサイト「財閥ドットコム」のチョン・ソンソプ代表は「役員報酬だけでなく10大グループ全体の社員数や平均給与もすべてマイナスを記録したのはかなり異例なことだ。韓国経済が本格的な低成長時代に入ったことを示している」と述べた。

 社員数が最も多く減った会社はサムスングループで、1万2669人減少した。
(引用ここまで)

 民間企業においては、最後の希望ともいえる10大財閥の雇用も減りつつあるという現実。
 いくつかの企業では新卒を採らないという決定もしているようです。
 こういった景気後退のシグナルも韓国人の多くは「パク・クネが政権を執っていたから」という理由付けをしています。

 で、 「サムスン電子はチェ・スンシルと共謀した亡国企業だ」みたいな話になってます。
 だからこそ、副会長(実質的なオーナー)のイ・ジェヨンに逮捕状が発行されたときにちょっとした慶事でもあったかのように国が沸いたのです。
 そして、彼らがいうところのすべての元凶であるパク・クネも逮捕され、ろうそく革命を成し遂げて新たな大統領が就任する。

 韓国人的には満点の経緯のはずですね。
 そして、新たな大統領となるムン・ジェインはこういった財閥を叩き、富を吐き出させて中小企業までが富んだ国となる……みたいな未来予想図を描いているっぽいのです。
 まあ、公務員が増えるのは間違いないところです。
 最低賃金も10000ウォンになるのかな。

 韓国人の要望をすべて受け入れることのできるムン・ジェインが大統領になって、国家を運営する。もはや、言い訳のできないレベルで「韓国の本来の力」が試される局面になっていることに気がついているのかどうか。
 これで経済成長率がパク・クネ時代と変わらないか、下回るようなことが現実と直面したらどんな話をするんでしょうかねー。
 「これはパク・クネ時代の後遺症だ」で全部終わりかな。 

なぜかソ連のできる前夜に似通っているように見えてしかたがないのですよね。
ソビエト連邦史 1917−1991 (講談社学術文庫)
下斗米伸夫
講談社
2017/2/10