韓国外交部、長嶺大使に空港で異例の「特別待遇」(朝鮮日報)
長嶺大使が大統領代行との面会要請 韓国政府は当面応じず(聯合ニュース)
 長嶺大使は入国の際、空港の貴賓専用ゲートを利用した。空港の貴賓専用ゲートは通常、国が認める前職・現職の憲法機関長だけが利用できる。頻繁に出入国する各国大使については、平常時は貴賓専用ゲートは利用できず、原則として着任・退任時のみ利用することになっている。

 国土交通部が定める空港での貴賓礼遇に関するルールによると、貴賓室の使用は前・現職の大統領や首相、国会議長、最高裁判所所長など前職・現職の憲法機関長に限られる。

 ただし、外交部(省に相当)長官が「特別待遇が必要」と判断して推薦する人物として▲駐韓外交公館のトップ▲国際機関の代表▲外国の外相▲閣僚級以上の外国人−は、外交部から空港に要請があった場合に限り各空港の貴賓室を利用できる。

 今回の日本大使の帰任に当たっては、外交部が韓国航空公社に公文書を送り「特別な礼遇が必要」だとして大使が貴賓専用通路を利用できるよう航空公社に要請したという。 (中略)

 さらに「今回の長嶺大使の帰任に関しては、外交部から特別に要請があり、貴賓専用ゲートの利用を認めた」と明かした。
(引用ここまで)
 長嶺安政・駐韓大使が4日夜、85日ぶりにソウルへ帰任したことと関連し、在韓日本大使館が黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相、洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官、韓民求(ハン・ミング)国防部長官と長嶺氏の面会を韓国側に要請したことが5日、分かった。外交消息筋が明らかにした。

 韓国政府は、外交上の慣例や国民の情緒などを勘案し、当面は面会の要請に応じない方針だ。

 長嶺氏は、釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として一時帰国していた。4日に金浦空港到着後、記者団に対し、すぐにでも黄氏ら要人に会い、慰安婦問題を巡る韓日合意の実施について強く求めていくと述べた。(中略)

 駐韓日本大使が韓国側と協議を行う際は通常、外交部次官や次官補が担当してきたため、長嶺氏が現時点で韓国のトップである黄氏との面会を申し入れたのは異例といえる。少女像の設置に反発し、長嶺氏を一時帰国させた日本政府の措置に対し、韓国内では過剰対応だったとの指摘もある。こうした状況の中、黄氏が長嶺氏と面会した場合、「低姿勢外交」という批判を避けられないことも政府は考慮したのではないかとみられる。

 また、面会の日程が決まっていない状況で長嶺氏が記者団に対し、黄氏と面会すると発言したのは外交的に礼を欠いているとの指摘も出ている。
(引用ここまで)

 韓国の外交部もやはりなにか情報を得ているのか、それとも日本政府の措置が異様であることに気がついているのか。
 あるいは日本政府から言い含められているのか。
 専用通路を使わせる=1秒でも早く入国させたい、という措置ですね。

 で、長嶺大使は大統領代行、統一部長官、国防部長官との面会を依頼。
 ……もはやなにも隠そうとしてないなぁ。
 今回の弾道弾ミサイルの打ち上げに関してともされていますが。
 であれば、こんなに急な対応をする必要がない。
 そもそももうこの2年ほどで、光明星を含めて短距離、中距離のミサイルをどれだけ打ち上げているんだか分からないくらい。20発以上は確実です。
 これまでそれほどまでに北朝鮮はミサイルを打ち上げてきた。
 それでも、日韓での急な会合等はこれまでなかった。大陸間弾道弾として使える光明星4号の打ち上げであってですら、です。

 これが慰安婦合意についての話であるわけがない。
 北朝鮮有事に備える以外に、この行動の説明はつきませんわ。
 今日からの米中首脳会談の結果によっては大きく雲行きが変わるとは思いますが。
 アメリカは相当なところまで強硬措置へ傾いている気がしますね、これは。

これはいつぞやの「ノ・ムヒョンはちょっと頭のおかしい人間だった」としたゲーツ元国防長官の回顧録では。
イラク・アフガン戦争の真実 ゲーツ元国防長官回顧録
朝日新聞出版
2015/11/20