【グローバルフォーカス】強大国は韓国統一を望まない?(中央日報)
大韓民国には「強大国は南北統一に反対する」という認識が密かに広まっているようだ。歴史の本、政治談論、世論調査結果を詳しく見てみると、「強大国が韓国を分割し、分断状態の維持を望む」という考えを読み取ることができる。事実だろうか。

20年余り前、私は米外交協会(CFR)のために韓半島(朝鮮半島)の未来に対する大型タスクフォースを運営して日本や中国の官僚とともにこの問題について討論したことがある。ジョージ・W・ブッシュ大統領当時、国家安保会議(NSC)に約5年間勤務していた時も、この問題を検討した。各政府はなかなか韓国統一に対する本音を明らかにしない。私は米国・日本・中国側の人々と数百時間にわたって討論した結果、強大国の本音をある程度把握することになった。 (中略)

日本の立場は変化した。20年余り前、日本の官僚と学者は統一韓国が日本に背を向けると考えて統一を敬遠した。だが、今は北朝鮮の対日ミサイル・核兵器脅威のために多くの日本の官僚と学者は北朝鮮政権の終焉が北朝鮮の脅威と日本人拉致者問題を解決する唯一の方法だと結論を下したようだ。日本人戦略家が提示する主な統一条件は、統一韓国が米国と同盟関係を維持しなければならないということだ。

韓国の学者・言論人・政策決定者は強大国が統一に反対するという仮定に慎重に対処しなければならない。米国は統一に反対したことがない。日本の立場は変わった。中国が好む「自主的な統一」もまた、平壌(ピョンヤン)の漸増する挑発のために実験台に載せられた。
(引用ここまで)

 このコラムの著者はマイケル・グリーン。東アジアの政治外交学者。知日派として知られている人物です。
 ニューズウィーク等で韓国関連記事も書いている人ですね。中央日報にもよく寄稿しています。2014年の時点で「もうアメリカ人が『韓国は中国側』と考えることを抑えることができない」と悲鳴を上げていたこともありました。
 さて、記事では「韓国の周辺大国は統一を求めていないと韓国人は考えている」という話ですね。

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 韓国の中では、なぜか「特に日本は統一に反対の立場である」と頑なに信じられているのです。
 その理由が「人口7000万人の強大な国となる統一朝鮮を恐れているから」なのだそうです。
 上のマンガにもありますが、「人口7000万人を突破すれば一流国入りだ」という念仏を唱えているのですね。

 日本が統一を恐れるとすれば、その課程における半島の混乱ですよね。拉致問題がうやむやになることも恐れているかな。
 あと「統一費用を負担しろ」とかいう恐喝行為。
 それらがなければもはや勝手にしてくれくらいのものです。

 遺憾ながらも韓国は隣国であるので、影響を多少なりとも被ることになるでしょうが。
 アメリカは韓国について半ば以上諦めているというのが実際。
 中国にとってはアメリカとの取引材料。統一に関してもその取引の一環として扱うかな、という感じです。

 そういう中でも、いまだに「周辺国が統一を阻止しようとしているからできないのだ」という思い込みを続けているのは危険だよ、という話をマイケル・グリーン准教授がしているってところですかね。
 いつの間にかCSISの副理事長にまでなっていたとは。