検察、不法流出恐竜の化石再びモンゴルに... 文化財返還1号(ノーカットニュース・朝鮮語)
検察がモンゴルで不法流出されて国内に搬入された恐竜の化石を、モンゴルへと返還します。政府が外国に不法流出文化財を返還する最初の事例となります。

検察は「韓国は歴史的に多くの文化財を強奪・盗難に遭い、そのまま返還されていない事例が多い」とし「私たちが返還を拒否した場合、他の国に文化財返還を要求する名分がなくなると判断した」と明らかにしました。 (中略)

プロトケラトプス、草食恐竜のハドロサウルスの子2匹、恐竜の卵1点が返還リストに含まれた。

これらの恐竜の化石は過去2015年の横領事件を捜査していた検察が金銭取引の担保として提供されたことを押収した検察とモンゴル国が確認し、共同鑑定と返還協議をしながら行われた。

別名「ユネスコ条約」と呼ばれる不法搬出文化財の移動制限と返還協力規定、そして私たちの文化財保護法の返還措置義務規定が返還における法律上の根拠になった。

これには政策的に必要であると判断も行われた。文化財庁は「今後、他国に私たちの文化財返還要求の正当性が強化される機会になった」と評価した。

最高検察庁において7日、両国の関係者が出席した返還式典が開かれた。モンゴル政府はこれらの恐竜の化石を韓国に長期賃貸することにし、展示協議が進行中だ。
(引用ここまで)

 2012年にニューヨークでモンゴルから密輸されたタルボサウルスが「ティラノサウルスの全身骨格化石です」として105万ドルで競売落札されたことがありまして。

8000万円で落札のティラノサウルス化石、密輸理由に差し押さえ(AFPBB)

 それを見た韓国人が「化石は金になる!」ということで、モンゴルでタルボサウルスやプロトケラトプス、ハドロサウルスの子供といった複数の化石を盗掘させて入手。
 中国まで陸路で運んで、そこからは船で韓国に密輸させたという事件があったのですよ。
 この密輸自体は2014年の出来事だったそうです。

 密輸は2人の韓国人によって行われたのですが、その片割れが翌年に借金の担保として化石を全部渡したことから、もうひとりが「横領だ!」と騒いで警察に告訴。
 警察が調査したら化石が密輸されたものであったことが判明したというぐだぐだ具合で発覚。
 なんつーか、いつものパターンなのですが……。
 その後、モンゴル政府の返還要求によって「ユネスコ条約を遵守する」ということで、韓国検察が返還を決定したそうですよ。

 で、その返還する理由が「文化財返還要求ができなくなってしまうから」。
 いや、違う。そうじゃない。
 ユネスコ条約を遵守しろよって話なのです。

 ちなみに日本では対馬から盗まれた仏像だけがピックアップされていますが、その他にも大量の盗難事件があり、傷害事件も起きています。いつかまとめようと思っているのですが。
 仏像盗難事件が起こるよりも前の2011年あたりで楽韓Webでは「盗難を防げない管理体制の寺社は博物館に管理を任せるべき」と強く唱えてきたのですが、ようやく対馬に博物館ができることになっています。
 ただ、開館は2019年予定なのですね……。

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2013/07/24