一年中、済州王桜に出会う町にできるだろうか?(済州の声・朝鮮語)
王桜が盛りの済州で「王桜世界化」をテーマとして専門家が頭を突き合わせた。4日午後4時から済州市役所で開かれた第26回済州王桜祭り記念シンポジウムでは王桜の価値を世界に広く知らせるための‘グローバル化’に対する論議がつながった。

世界的に済州が唯一の自生地である王桜をどのようにブランド化して、さらに大きな資産として活用できるかを核心とした。これは短い祭りの期間にだけ咲く王桜に無限の生命力を吹き入れようとする試みでもある。

世界自然遺産本部漢拏山研究部ゴ・ジェングン博士は「済州が王桜の原産地という事実は多くの研究者によって明かされているが、原産地という長所をいかすことができていない」とし、「これは国内外他の地域の桜祭りと差別化できていないのが理由」と指摘した。

引き継いで「世界唯一の桜の種を持っているにも関わらず、これを1ヶ所で見られる公園や地域が済州にはない」とし、「日本の弘前公園は桜祭り期間のみならず年中に桜を研究して学習できる空間として活用されている」と述べた。

現在、ごみ埋立地に再生可能エネルギータウンが造成される済州市奉蓋洞地域を例としてあげて「埋立地を王桜公園と融合させる大きい絵を描けば王桜自生地のネームバリューを見せてくれることができる」と「この場所こそを世界中の人が訪れる場所としていかなければならない」と強調した。

ゴ・スンイク済州島観光協会マーケティング局長は「王桜を世界化させるためには基本的に全面的な調査を通じて漢拏山が自生地と堂々と話さなければならない」と「木が何本だけあるから自生地ということは大変である」と指摘した。
それとともに「済州市が予算を確保して済州王桜自生地に対する全面的な調査をしたら良いだろう」と強調した。
局長はこれ以外にも ●王桜を活用した工芸品販売 ●王桜葉を活用した茶の開発 ●野火祭りの場であるセビョルオルム一帯への王桜植栽などを提唱した。

オ・チャンヒョン済州観光工事観光産業所長は「済州王桜をブランド化するためには文化的な話を組み合わせる試みが重要である」として「音楽、キャラクター、パターンデザインなどを活用した商品化が必要である」と強調した。
また、「花が季節的に長く咲くことができないので、これを持続することができる商品を作る必要がある」として●LED王桜を活用した街頭照明化 ●王桜村造成などの必要性を提供した。
(引用ここまで)

 いまだに韓国人はソメイヨシノと王桜の区別ができていないません。
 というか、ソメイヨシノと王桜だけじゃなく、八重桜等の他の桜との区別もできているかどうか怪しいですね。
 「ソメイヨシノの自生地」とやらの日本語解説でも八重桜とソメイヨシノを混同していましたし。

 エイシュウザクラは済州島の山の中に200本だかが自生しています。韓国で「ソメイヨシノの自生地」とされている観音寺のもおそらくはエイシュウザクラなのでしょう。
 ですが、済州島の平野部に咲いているのはほぼすべてソメイヨシノなのです。
 昨日の「私は余左川に植えられた王桜、年齢は50歳〜」というエントリであった余左川に植えられている桜はすべてソメイヨシノ。
 樹齢が40-50年ということは70年代に朴正熙政権によって植えられたものですね。
 海軍基地内部のものには併合時代のものもあるのではないかという話ですが、それ以外の桜は「倭色」ということで多くが切り倒されています。
 この写真は去年の3月末に済州島に行ったときの、済州大学へ向かう道の桜並木。

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 7分咲きだったのでバリバリに色調補正してます。
 ここの桜もすべてソメイヨシノです。

 王桜=ソメイヨシノであると考えていて、王桜の自生地=ソメイヨシノの自生地であると考えている。
 でも、実際には王桜はソメイヨシノではない。
 だけども、彼らがいつも目にしている桜はソメイヨシノ。
 そのソメイヨシノを彼らは王桜だと信じこんでいて、その自生地であると誇らしげに語っている。
 うむ、面倒くさい。

 巡り巡って彼ら自身が嫌う「倭色」で商売しようとしている滑稽さ、というのがこの「王桜グローバル化計画」の面白いところですかね。

静岡の標本木の話はけっこう面白い。ソメイヨシノ韓国起源説も扱われてます。
桜 (岩波新書)
勝木俊雄
岩波書店
2015/2/20