崩壊の危機新築... 監理・承認ともに「無事通過」 (CBS・朝鮮語)
ソウル江南のいわゆる「新沙洞街路樹通り」の真ん中にある外国人専用ゲストハウスです。

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建物の中に入ると廊下の天井はぽっかり落ちて鉄筋が明らかになり、コンクリートの部分はつぶれて落ちていました。
階段のあちこちでは、水がぽたぽたと落ちています。 gh02

<録音>シンヒョンギ(裁判所建築鑑定):「現状は水が入ってしまっていて、いくつかの鉄筋がかなり腐食した部分もあり、構造的に脆弱で……」

客室内部の壁には、大人の拳ほどの隙間が開いていて、別の部屋の壁の中に図面もない汚水管が埋まっています。

<録音>建物の所有者: 「図面にはないのに、これは裂けて壁にひびが入り、汚水が流れていました」

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壁の内側を特殊撮影した写真です。鉄筋が格子状に入っている必要がありますが、水平方向にのみ埋め込まれています。
他の壁を開けてみたところ、鉄筋が一つも確認されていません。
設計では60僂箸△觀物の基礎工事も10cm以下しかないことが確認されました。

<録音> 「徐々に沈下が生じるでしょう。建物が片側部分に傾いていくと思われます」

<インタビュー>シンヒョンギ(裁判所建築鑑定):「私達が17年ほど(裁判所建築鑑定を)してきましたが、このようにひどい建物ははじめて見ました。」

取材結果、この建物は免許証を借りた無資格業者が作ったことが確認されました。 gh04

<録音>建設業者(音声変調):「直接全体(工事)をしたのではなく、私たちはサポートのみする形にして……」

工事から完成までに、法律では三段階の管理・監督があるはずですが、どのように通過したのでしょうか?
この建物の監理報告書は、まったく問題がないとされています。

<録音>は、建物監理担当建築士(音声変調):「(問題がないとされていましたよ?)ちょっと恥ずかしいのです。実際に刑事告発したい気持ちもありました。指摘事項があまりにも多かった……」

建設業者がすべての問題を修理したとして、そのようなこと知らなかったと打ち明けた。
使用承認プロセスも釈然としません。
ソウル市が送ってきた特別検査員は、最初は不合格にしたそうです。

<インタビュー>ガン・ヨウンシル(該当建物の所有者):「17の部屋があるのに、1号室のみレポートして特別検査員は、竣工ができそうにもないと言いました」

しかし、数時間で建設業者から「解決した」との文字がきました。
そして、実際の使用承認がわかった。

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<録音>ソウル特別検査員(建築士/音声変調):「合格になって竣工させたのは私だが、どの件のことなのかよく覚えていない。向かっていって我々がじっくりと見るのではなく、複数件チェックするので……」

区役所の最終使用承認については、現場での確認手順はありません。

<録音>建築担当公務員(音声変調): 「異常がないという書類を送ってもらえればそれによって……(書類のみご覧になって、使用の承認をくださるんですね?)それは法がそのようになっています」

この区は建物を建てた無資格業者を告発したが、その他の措置はできないと述べた。

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(引用ここまで)

 これ、あれですよね。
 撮影スタジオとかでよくある廃墟系スタジオ。コスプレ撮影とか、カラオケのオリジナル映像とかで使うヤツ。え、違うの?

 いや、すごい。
 だいぶ長めに韓国ウォッチャーをしていますが、一般家屋でここまでというのはちょっと記憶にないですね。
 崩壊した牙山のオフィステルと同じくらいのひどさ。
 あれは住居兼SOHOオフィスというような位置づけのビルだったので、ちょっと違うかもしれませんが。

 というか所有者もまったく施行途中にチェックしないでやらせておいたんでしょうね、これは。
 んで、「完成しました」と言われて行ってみたらこんなんだったと。
 中抜きと手抜きと技量不足の三位一体ですね。
 コンクリートはシャブコン。
 鉄筋は入れない。
 基礎は打たない。

 「セウォル号の事故以降、韓国は生まれ変わったのだ」みたいな話をよくしていましたね。
 火病の鳥によって次の転生を告げられてしまったのでしょう。

火の鳥 1
手塚治虫
手塚プロダクション
2014/4/25