北朝鮮ついに「人間の盾」作戦 日本人妻ら会見で対応要求(ゲンダイデジタル)
 北朝鮮は19日、訪朝中の日本メディアに対し、過去に在日朝鮮人の夫と一緒に北朝鮮に渡った日本人妻らでつくる団体とされる「ハムンにじの会」の事務所を公開。チマチョゴリを着た団体のメンバー6人が会見に出席し、このうち、1960年に北朝鮮に渡ったという熊本出身の85歳の女性が日本語で「一日も早く日朝が国交正常化し、私たちが生きている間に何らかの動きを見せてほしい」と訴え、日本政府に対応を求めた。

 かつて「地上の楽園」と喧伝された北朝鮮に渡った日本人妻の数は約2000人。多くが厳しい監視体制の下で差別されたり、迫害されたりしたことが分かっているほか、高齢になっても日本への一時帰国すら認められず、安否不明者も少なくない。北朝鮮はこうした日本人妻を「盾」にして、武力攻撃をチラつかせる米国や日本に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
(引用ここまで)

 これまでほとんど出すことのなかった日本人妻を前面に押し出してきた北朝鮮。
 本格的にまずいということを理解していて、使えるものはなんでも使おうという方針になっているのでしょう。
 これまでも何度かこういったパレードを取材させるために、海外のマスコミが北朝鮮を取材することはありましたがこうして日本人妻が出てくることはなかったように記憶しています。

 拉致被害者再調査の一環として、残留日本人や日本人妻の現況を調査するという話があったのですよ。
 北朝鮮側はこの調査で拉致再交渉のお茶を濁そうとしていたのですが、日本側は「その調査は北朝鮮側がやってもいいが、こちら側の求めるものではない」として拒絶までは行かないものの「ソレジャナイ」として放置していたものですね。

 どうも北朝鮮側は「日本人妻が外交カードになる」と思い込んでいる節があるのですよ。
 で、日本政府はそれに対して困惑しているというような図式が毎度毎度繰り広げられていたという。

 ここで残りの拉致被害者が出てきたら劇的な展開にもなるんでしょうが、日本人妻じゃなあ……。

だいぶ昔の本ですが、北朝鮮関連でこれは面白かった覚えがある。
北朝鮮に消えた友と私の物語 (文春文庫)
萩原 遼
文藝春秋
2001/5/10